表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2022年  9月
58/1001

台風なのに理不尽な

 台風がやってくるとかで、せっかくの三連休の予定がだめになってる方も多いらしいです。

 なんだかずいぶんと大きい台風のようですね、伊勢湾台風超え、史上最強などと言われているので少しばかり心配はしています。


 実家には古いけど雨戸があり、今はもう二階の雨戸などはほぼ締めっきりなので多分大丈夫だと思います。

 もっとも、雨漏りの心配なんかはありますが。

 どちらにしても、台風の間は家から出ないと思いますので実家の様子は台風が行ってしまってから、ということになるかと思います。何も被害がありませんように。


 自宅の方はマンションで、かなりしっかりとした造りなのであま大丈夫とは思います。食料も買い込んできたし、元々出かける予定もないので日曜日も月曜日も家で大人しくしておきます。


 台風は仕方のないこと、自然のことですからね。

 ですが、どうしても納得できないことが一つだけあります。


「雨はどうなるのかな」


 ふと、気になってスマホで天気予報を調べたら、今日も明日も曇り、月曜日にちょろっと降るかも、な予報です。


「台風なのに!」


 当地はかなり雨が少ない地域なのです。だからため池も多く、実家の前にも大きな池があり、サギやコウノトリがやってくるなかなかいい環境です。


 実はこの夏から秋、ちょっと色々あって検査入院をしたり病院と縁が切れない生活をしています。

 その時にも台風がやってくるということで、留守している間、実家の植木もまあ大丈夫だろうなと思っていたんです。


 それなのに、帰ってきたら、


「ああっ、花手毬が枯れてる!」


 小さな花をいっぱいつけていたのに、台風の風で乾燥したのか、葉っぱがすっかりドライハーブみたいになって、咲いてた花もしおしおに!

 台風の風だけ吹いて、雨がほぼ降らなかったらしく、たっぷり水やりしてから病院へ行ったのに、たった3日ですっかり乾いてしまってました。


 明日も明後日も実家に行く予定はありません。

 でもまたこうなるかも知れない予感もあるもので、水やりをしてから帰ってきました。

 

 実家前は県道です。


「あの人、台風が来るのになんで植木に水やりしてるの?」


 と、思って通ったドライバーの方のいらっしゃるかも知れませんが、そういうわけなのです。


 前にロベリアという花手毬と似た花が枯れてしまったんですが、根っ子が元気そうだったので水やりをしていたら、枯れた葉っぱの先に緑の葉っぱが出てきました。花手毬ももう一度復活するかも知れないので、理不尽と思いつつ、台風の中で水やりをしておきました。


 こんな風に、思わぬ台風の被害というのもあるようです。

 どうかみなさんご無事で、できるだけ被害なく行ってしまってくれますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ