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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年 11月
494/1001

長周期地震動

 月が変わり、11月になったばかりの今朝、いきなり揺れてびっくりしました。


 古い木造住宅(基礎は鉄筋だけど)の実家はまだしも、マンションはちょっとやそっとでは揺れないのに、一瞬ちょっとびっくりするぐらい揺れたんですが、以前、えらく揺れてびっくりして父親に連絡したら、実家は揺れてないということがありました。それを思い出し、ちょっと一呼吸。

 地震の波長によってはマンションの方がよく揺れるということもあるし、テレビで前もって地震に気をつけて、とも言ってなかったので落ち着いてネットで調べたら、やはり震源地で3ぐらい。大きい地震じゃなくてよかったとホッとしました。


 前にも書いたことがあるんですが、私は実家にいた時は結構地震に敏感で、しかも揺れたら初期微動の縦揺れのP波が来て横揺れのS波がどっちからきて時間差がどうたら、とうるさかったので、母に、


「ナマズがおる」


 と、言われていました。


 それが、がっしりしたマンションに住みだしてからはほぼ何も分からないもので、その分、揺れたらちょっと前よりもびびるようになりました。これだけしっかりしたマンションが揺れるんだから大きいんじゃないか、と思ってしまって。


 でも大きい建物だからこそ揺れるということもあります。建物にはそれぞれ固有の揺れやすい「固有周期」というものがあり、それにばっちり合ってしまうと揺れが大きく長く揺れるんです。うちは高層マンションじゃなく、横長の形をしてるので高層マンションほどではないと思いますが、それでも今回のようなことはあります。

 頭では「へえ、そうなんだ」と知っていたんですが、あの時、うちがえらく揺れて父親に電話したら「揺れてない」と言われ、初めて「あ、これがそうか」と思いました。


 日本人は震度3ぐらいでは動揺する人は割りと少ないんではないかと思いますが、それでもやっぱり、揺れるとドキリとしますよね。


 そして周囲を見渡して思わずため息。


「物を積むようになってるなあ」


 喉元すぎれば熱さ忘れるとはよく言ったもの。こういう時になると、あらためて知らず知らずのうちに物を積むようになっている自分に気がつきます。


 物を思い切って処分しよう!


 落ち着くところはやっぱりここ!


 そして今回もきっと思うだけ!


 だめじゃん!

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