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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年 10月
489/1001

AIシャンタル?

挿絵(By みてみん)


 今、あちらこちらではやっている「生成AI」というものを、ちょっとやってみました。絵を描いてくれるAIです。


 何を描いてもらおうかなと思って、まず浮かんだのが私が書いている「黒のシャンタル」の重要人物、シャンタルです。ご存知ない方のために少しだけ「彼」の説明をいたしましょう。


 シャンタルは「シャンタリオ」という女神シャンタルを奉じる国で、女神の憑坐(よりまし)となるために代々生まれる「生き神」の一人です。「一人」というのは、ほぼ十年で次に生まれた赤ん坊と交代するからです。女神として生まれるので、代々女の子のはずが、なぜだか男の子が生まれてきて、しかもその容貌がシャンタリオの人と全然違うので、さあびっくりだ。シャンタリオは日本と同じく、黒髪黒い瞳、そして白い肌を持つ人々なのです。

 そんな中、女の子として育つのですが、なんやかんやあって主人公トーヤに助け出されて国外に脱出します。というのが、話の始まりです。その続きのなんやかんやを今も毎日更新しております。


 さて、宣伝も済んだので本題に戻りましょう、絵を描いてくれるAIの話です。


 シャンタルの特徴である「銀髪」「黒髪」「褐色の肌」「美人」「呑気」「眠そう」などのキーワードを入れて描いてもらいました。そうしたら、あらあら、次々に美人が生まれてきたのです。ちょっとしたキーワードの変更で、新しいべっぴんさんが生まれてきます。


 最初に描いてもらった時、話が一応ファンタジーなもので「ファンタジー」という要素を入れたら、エルフのとがった耳で生まれてきたので「魔法使い」という要素も加えて丸い耳になりました。

 そして、その容貌がまるっきり女性という設定なのでそれでいくと、どうしても女性の胸が出てくるんですよね。なんとか胸元が隠せないかと思って「ローブ」「マント」「ハイネック」とか入れたけど、どうしても胸が見える服装でしか生まれてくれない。


 年齢も色々入れてみました。12歳ぐらいから18歳ぐらいまで。少し子どもっぽい顔から、いかにも美女まで色々なべっぴんさんで、私はウハウハです。

 シャンタルは一応男の子ですので、一度「少年」というキーワードを入れてみたんですが、そしたら少年だって言ってるのに、なんかアラジンみたいな男前があごひげ生やした子が出てきたので却下しました。やっぱり女性でやってかないとだめだな。


 友人に見せたら「美人~」と言ってくれた後で「シャンタル実物にしたらこんな感じ?」とも言ってくれたので、一応それらしくは描いてもらえたのかなと思います。


 面白いですね、生成AI。こっちは適当なこと打ち込んだだけで、他のことしてる間にちゃちゃっとそんな絵を描いてくれるんですから、本当にすごい。


 またちょこちょこやってみようと思います。楽しいです。

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