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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年 10月
484/1001

砂曼荼羅

挿絵(By みてみん)


 須磨寺に行って思わぬことから護摩祈祷に参加することになったんですが、当初はちょっとしたお参りと、それから他にもう一つ、同行者と行きたい場所がありました。


「祈りの回廊 亜細亜万神殿(あじあばんしんでん)


 須磨寺の公式サイトによると、


「須磨寺に寄進された東南アジアやインドの石仏の安置、及び、ネパール大地震被災者慰霊と復興を祈る場として、整備されました。」


 ということでした。


 名前の通りに「ネパール大震災復興紀念堂」なんですが、そこに、


砂曼荼羅(すなまんだら)


 の写真が飾ってあります。それを今回同行した人と見に行ったので、その写真も見せたかったんです。


 「砂曼荼羅」とは、文字通り、砂で描かれた「曼荼羅」なんですが、阪神淡路大震災の供養のために須磨寺にネパールの僧侶が招かれ、それを作成するという行事がありました。新聞で見て、どうしても見に行きたくて、その時にも須磨寺へ行ったんです。「砂曼荼羅」のことはテレビで見たり本で読んだりして知ってたんですが、それが、まさかそんな身近で見られるとは思わず、絶対に見たいと思って行くことにしました。


 私が行ったのは、もうかなり出来上がっていて、もうすぐ完成するという時期でした。僧侶の方々がひたすら色のついた砂で曼荼羅を描いているところを、周囲の通路だったかなあ、そこを通りながらぐるりと見ることができました。集中して細かい(がら)を描いていらっしゃる姿に、こちらも下手なことを言える雰囲気ではありませんでした。


 そして完成した「砂曼荼羅」は祈りを捧げた後、須磨の海に流されました。その様子は見に行けなかったんですが、新聞の記事で読みました。その流してしまった曼荼羅の本体の写真ではなくデザイン画なように思えますが、その写真を飾ってあるので、それも見に行ったんです。


 知らなかったんですが、今回調べてみたら、どうも十三回忌と十七回忌の2回行われたようようです。どうしてかと言いますと、色々とネットにも写真とかが上がっているんですが、私が見たのは確かに今回見てきた写真の柄だったのに、十七回忌とされている曼荼羅の絵がそれとはデザインが違うんですよね。

 調べてみたら、やはり十三回忌として「2007年1月16日に完成した」という新聞記事を紹介されている方のブログを見つけました。そこにあった写真は須磨寺に掲示されているその写真で、私が覚えている柄だったので間違いなさそうです。十七回忌にもやっていたのは知らなかったなあ。


 気になる方は「砂曼荼羅」とか「須磨寺、砂曼荼羅」とかで検索をかけると、私のいいかげんな記憶より、もっとしっかりとした写真や動画などを見ることができます。


 もしもまたあったら、また見に行こうかな。次は海に流すところまで見てみたい。

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