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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年 10月
456/1001

新米の季節が来ました

 昨日、私のエッセイその他にちらちら登場するL氏から、今年の新米が届きました。


 ありがたやー!

 毎年ありがとうございます!


「お父さんにあげてなー」


 父が亡くなった今でも、いつもそう言ってくれます。


 こういうやり取りを始めて何年にもなりますが、うちの父親はお米にうるさい人で、昔からずっと決まったお米屋さんでお米を買っていました。それはうちが今の実家に引っ越した後もずっと続き、遠くなってからも他にも配達先があるから、と、定期的に配達に来てくれてました。

 私が子供の頃には「お米屋さんのお兄ちゃん」だった人が、後を継いで「お米屋さんのご主人」になってもずっと、そうしてもらっていたんですが、そのうちこちらに来る仕事がなくなり、自然消滅のようになってしまいました。

 その頃にはもう母が亡くなっていたので、その後は私が適当にお米を買っていたんですが、父の気に入る時と気に入らない時がありました。お米の種類が違っても、産直スーパーで玄米を買って精米してもらったのは、比較的納得してくれてたと思います。


 その父が、すごく気に入って、特にある年の「今年は出来がいいから」と言っていたお米はとても褒めていたもので、それを伝えてから毎年「お父さんどうだった」という話になってたんです。


 それで今でも一番に「お父さんに」と言ってくれる気持ちがとてもうれしい。


 さて、それほどおいしい特別なお米なので、今日は久しぶりにおいしいお刺し身を買い、炊き立てのホカホカご飯と一緒にお昼にいただきました。


「お刺し身食べたいけどL氏のお米がもうすぐ来るから、ちょっと我慢しよう」


 そう思って我慢していた甲斐がありました。もうね、炊きあがりの香りから違うんです。おかげでお昼からお代わりしてしまいました。


 いただいたお米は冷蔵庫に入れて、炊くのは気合を入れたおかずの時にしています。だって、もったいないから。絶対カレーとかご飯の味がはっきりしなくていい時には食べないのです。


 次はどんなおかずといただこうかな~

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