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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年 10月
454/1001

勉強するって?

 少し前のことですが、関東出身のある人からこんなことを聞かれました。


「ねえねえ、値段を安くするってことを勉強するって言うの、あれって関西だけ?」


 え、関西限定説あるの? てっきり全国共通だと思ってたんだが、違うんだろうか?


 気になったので調べてみたら、有名な辞典にも「商品を値引きすること」と載ってるらしいので、全国共通ではないのか?


 ですが、その一方で、


「関西の商人、なにわの商人が使う言葉」


 という説明もあったので、どっちが正解かは分かりません。


 しかし、なんで「まける」「値引きする」を「勉強する」って言うんだろう。


「勉強する」


 という意味を調べてみると「学問や技芸を学ぶこと」「物事に精進する、努力する」「経験を積む」などの意味がありました。どうやらその中の「努力する」ことから、


「値段を下げて利益が減るのはつらいがせいいっぱいがんばって値下げします」


 というところから、「勉強する」ということになったっぽいです。


 直接的に「値引きしてよ」とか「まけてよ」と言うより、ちょっと遠回しに「勉強して」「努力して」って言う方がいい言い方に思ったのかな。


 今ではあまり使われなくなっている気がしますが、まだまだ通じる言葉ではあります。そして、関西限定か、それとも全国区かはやっぱり分からない。


 それでも通じなくなってはきているらしく、大きな売り場で店員さんに「もうちょっと勉強して」と言ったら、その商品についてもっと詳しくなってほしいと言われたと思ったのか、「不勉強ですみません」という返事が返ってきた、というエピソードもありました。


 みなさんの地域では値引き交渉することを「勉強して」って言うでしょうか? そこって関西?


 私は、どうかなあ、もう長いことその言葉は使ったことがない気がします。そもそも値引き交渉しない人も多いのかも知れませんが、どんなもんでしょう?

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