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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  9月
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持病の癪が!

 今日は久しぶりに完全フリーな状態で、昨日から楽しみに待っていました。


「明日はVIVANTの特番もあるから夜は忙しいけど、お昼は好きなことやって過ごそう。あれもあれもあれも書きたい」


 昨日は朝から用事で出ていまして、夕方近くに一度職場である実家に寄って用を済ませてから帰ってきました。土曜日も休みではないもので。それで、用事からの帰り道に今日の分もさっと食べられるお弁当やお惣菜を買っておいて、久しぶりに用事のない休日を過ごすつもりでした。


 今朝、やっぱり昨日忙しかっただけに起きようと思ったら少ししんどい。でも今日は休みだし、目を覚ましたのは6時半だったんですが、そのままゴロゴロ寝転んでテレビを見たり、スマホを見たりしてました。


 いつもより遅く、8時過ぎにやっと起き出して、朝ご飯を作ろうと冷蔵庫を開けたら、なんだか買って入れておいたお惣菜の匂いがムッときました。


「胃の具合でも悪いのかな、それとも薬のせいか」


 右肩に塗ってる炎症と痛み止め、塗り薬でも胃に来る作用があるんです。昨日は出かけるからと朝も夜も塗ったからそのせいかなと思いました。そうしたら、胃のあたりから腸から右肩までなんだか中心に引っ張られたみたいな感触が!


「これ、もしかしたらあれか……」


 それでも、今までは背中に来てたから今回みたいに前に来ることはなかったから違うかもと、様子を見てたら、


「あ、肩から背中にきたかも」


 急いでいつも身につけている薬を飲むことにした。

 痛み止めと胃薬です。肩に塗ってるのと同じシリーズの飲み薬の鎮痛炎症剤です。


 色々と持病と呼んでいいのかどうか分かりませんが、定期的に検査したりなんかして観察続けられている病気やら、今はかかってないけど検査行かないといけないのやら、なんやかんや持病みたいなものがあるんですが、その中で昨年新しく加わった病があります。


「胆石」


 昨年の8月に初めてその発作を起こし、明け方に救急車で運ばれました。


 母が一度やってるもので、その時と同じく、そのまま自分も入院かと思ったんですが、運ばれた病院で、


「何もないです」


 と、言われました。


 胆石にも色々あり、私のはものすごく小さいのが、短時間出口に引っかかって痛みを起こしたらしいのです。色々調べてもらったんですが、胆嚢に炎症も起こってないし、


「痛みが収まったら帰ってください」


 と、痛み止めだけもらってタクシーで帰りました。


 母も入院はしたものの、手術をせずに済ませ、定期検査だけで生涯二度と発作が出なかったもので、自分もそうなるかなと思ってたんですが、今年の3月、今度は深夜2時頃に痛みで目が覚めました。


 初めての時は深夜3時頃から朝の6時頃まで我慢して、我慢しきれずに救急車を呼んだんですが、その時にちょっと怒られたんです。


「背中の痛みは怖い病気の場合もあるので、早く来てください」


 それで、2回目はすぐに救急車に乗って深夜の病院へ。今回も同じことで、痛みが収まったら帰ってくださいと早朝にタクシー呼んで帰宅。


 定期的にかかっている内科の先生や、肩やらなんやらでお世話になってる外科の先生にも話をしたんですが、内科の先生の言うことには、


「胆嚢炎を起こしてなかったら基本的に手術はしません」


 とのことです。


 それ以来、右の背中あたりが痛い時は、ちょっとビクビクして生きています。何しろ右肩が悪いもので、その影響で背中が張ることもあります。外科の先生によると、


「2回目痛くなったら手術やな」


 とのことなんですが、手術することもないとの内科の先生の言葉もあり、様子を見てました。


 2回目の発作の時、ちょっとばかり熱が出て、他にもちょっと体調を崩して他の病院でも検査をしたりもしたんですが、結局やっぱり収まってしまったら何もなしです。困った病気だ。


 ただ、その頃からどうにも体調が悪くて、しばらく執筆活動を休むことになりました。一時期「黒のシャンタル」も休載状態になったのはその頃です。今は復活して元のように毎日書いていますが、あの時期は体がどうにもならないぐらいしんどかったです。


 そして今朝が3回目です。今までは寝てるところから起こされたような状態だったんですが、今回は経過をしっかり見られました。こういう感じで来るのか。


 薬を飲み、枕と布団を抱えて前に丸くなってしばらくしたら収まったので、ふうっと力を抜いて上を向いて寝る態勢になりました。丸まってるのも結構しんどいのです。そしたらまた痛みだした!


「なんでだ、石がまた痛い場所に動いたのか!」


 救急車で運ばれた2回も、一度収まってもう一度痛くなったので、今回もかとまた丸くなって収まるのを待つ。


 ちょっと待ったらまた収まったので、今度はもうちょっと違う形でゆっくり横になったら、


「またきたー!」


 3回目です。もうね、痛いのなんの。さすがにまた救急車を呼ぼうかと思ったんですが、前回2回、どちらも痛み止めもらって飲んで収まっただけなので、もう少し我慢したら3回目も収まりました。


 そうして、その姿勢はつらかったですが、しばらく我慢をし、少しずつ姿勢をずらしてうつむきに横になれてホッとしました。そのまましばらくその姿勢のままでいたら、どうも本格的に収まった様子。

 

 ものすごく冷や汗をかいて、タオルが何枚もびしゃびしゃになり、服もそうだったので、着替えて、新しいタオルを持って、横に。すごい汗で水分をとりたいんですが、何かを飲んでまた刺激された痛むのが怖い。ということで、いつものように置いてある水筒から、ちょっとずつお茶を飲みながら寝てしまいました。


 そのままご飯を食べる気にもなれず、何回か目を覚ましながらずっと寝ていて、起きたのは4時でした。トイレにも行かずめちゃくちゃ寝てました。


 起きて、薄く作ったスポーツドリンクを飲み、やっと落ち着きました。脱水からか、少し熱もあったんですが、水分をとって、汗をかき、トイレにも行けたらちょっとずつ下がってきて、かなり楽になりました。


 ようやく食べる物を口にして、朝飲むはずだった薬を飲み、お風呂に入ったら本格的に落ち着いたー!


 朝、寝ながら私が思ったことはこうでした。


「今日はやらないといけない仕事もないし、何より今日の分のシャンタル、昨日のうちに書いててよかった」


 色々と持病持ちの私ですが、どうやら「書かないと死ぬ病」が一番重いようです。

 本当は今日の休みに、シャンタルを3日分書く予定してたのに、それがすごく悔しいです。


 今日は早めに昨日書いた分を更新したら、後は「VIVANT」の生特番と本編を楽しんで、早めに寝ます。

 明日からは普通の日~

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