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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  9月
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半年ごとの心構え

 マンションで、昨日は排水管の高圧洗浄、今日は火災報知器の検査がありました。高圧洗浄は年に1回、報知器検査は半年に1回です。

 どちらも大切なことで、自分だけでやろうと思ったら「もういいかな」とさぼってしまうことがあるでしょうし、そうして決めてやってもらえるのはありがたいことです。


 実家の台所の流しから続く排水管が、角度が悪くて今まで何度か修理をしてもらっています。家の構造から、家の建て直しをしない限り、今以上にどうしようもないらしくて、どうしても排水が溜まってそこが詰まってくるんです。あれも時々高圧洗浄をしてもらったら、詰まらなくなるのかも知れない。

 と、思っていても、やっぱりやってません。次に詰まるまでになんとかしないと、今まで作業してくれていた方たちが高齢になってきて、次はできないかもと言われているので。


 というように、確かにこういう検査や洗浄はありがたい。ただ、これが少々つらい部分もあるのです。


「こんな荒れた部屋に人が入るなんてー!」


 言い訳ではないんですが、越してきた時はきれいだったんですよ! 当時遊びに来た友人が、今は人に入ってもらえないと言っても「あの部屋がそんな」って信じられないというぐらい!

 その後、生活が変わったりで時間も体力もなくなり、一度片付かなくなった部屋って、まあ、そういう感じなんですよね。


 そしていつも思うんです。


「次の検査の時までには部屋をきれいにしておこう」


 と。


 その時は、


「半年あるし」


 と思うんですが、なかなかできませんね。


 今回も思ってます。


「今度の検査の時までに!」


 思い切ってたくさんの物を処分しようと決めるわけですが、段々と日和って、


「また今度」


 としている間に半年経ってしまいます。


「今度こそ!」


 え、説得力ないですか? ごもっともです。

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