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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
397/1001

名残の花

挿絵(By みてみん)


 お盆に新しい花をお仏壇に飾りました。

 

 本当は毎日花を飾る方がいいのでしょうが、前は父が一人でいて、毎日水換えもできなかったこと、特に夏はすぐにだめになって水が臭くなることなどから、何かある時だけお花を活けるようになっていました。私が行く時は行った時と帰る時に水換えはしてたんですが、行かない日もありますし。最初はずっと入れてたんですけどね、

 まあ母もあまり花を飾るということをしていなかったので、いいかなということになりました。今は私が帰ると無人なので余計です。お盆とか法事や命日などがある時だけにしています。

 

 今回もお盆で飾ったんですが、段々とへたれてきて、いよいよ片付けることになりました。その時に「デンファレ」だけは花がきれいに3つ残っていたので、一緒に捨てるのは忍びなくて、花の部分だけを摘み、小さな瓶に水を入れてそこに挿しておきました。


 うん、なかなか良い。


 それでふと思ったんですが、


「別に仏花をきちんと飾らなくても、これでもいいんだよな」


 妹と、


「ずっと花がないとさびしいから造花でも入れようか」


 と、以前から話していたんですが、いいなと思う造花もなく、それもまた味気ないような気がしてそのままになってました。


 でも、ちょろっと小さな花を置くぐらいなら、もうちょっと気楽に花を飾れるかも。


 花を活けるなんてことしなくなって長くなります。活けた時はいいんですが、やっぱり日にちが経つと水が悪くなってくるし、そのために色々工夫しても、結局は臭くなってしまいますしね


 一番正直な気持ちは、いちいち活け直すのめんどくさい、それだったりしますが!


 今は実家に誰もいない時間があるだけに、彩りのためにそういうことでもしようかなと思います。

 造花より、小さくても生きた花のがいいよね。 

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