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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
396/1001

怖い話のその後とマスオさん

 前回書いた「本当にあった怖い話」の続編です。


 あの日一日がくぶるしていたんですが、翌朝、おそるおそる見てみたら、いなくなってました。


「よかった、どっか行った」


 と、ホッとはしてたんですが、いなくなったらなったで、


「どこにおるんじゃあ!」


 と、ビクビクしながらそのへんキョロキョロしながら歩くことになってます。


 そして昨日の夕方、


「あそこにじっとおったんかなあ」


 と、そのお宅の廊下の壁の上、本当に天井に近い隅っこを見て、


「なんか、黒いのついてるような気がする……」


 と、思いながらも、それ以上確認するのは怖くてそのまま帰宅しました。


 それから通るたびにちょっと気にして見てたんですが、どう見てもどう見ても、アレの形うっすらの3箇所ぐらいに黒い点々みたいなのが見えるんですよね。


 ある方が、どこかにとまったまま亡くなっていたのを見たことがある、と教えてくれたんですが、そういうことから推測するに、あれは、多分あそこで亡くなってたというか、はっついていたんでしょうね。それをどなたかが引き剥がしたので、なんとなくうっすら名残があるんじゃないかと思っています。


 ひいいー! それはそれでなんとなくいやー!


 で、そう思いながらそこを見上げてよそ見をしていたら、


「うわあ!」


 思わず声を上げてしまうことになりました。


 エレベーターから降りていらっしゃった方があったんですが、そこを見てよそ見をしてたので、人が出てきたことに全く気がついてなかったんです。

 あちらも恐縮してくれたし、私も「よそ見をしてたので」と謝ったんですが、多分私の声にびっくりされてたと思います。恥ずかしかった……


 私は驚くと、


「うわあっ!」


 とか言ってしまうもので、母によく、


「この子はうわあとか、きゃあとか、大きい声で」


 と、呆れられてました。


 そして私は以前、知人に、


「今、マスオさんみたいに飛び上がった」


 と笑われたこともありました。


 よく知らないんですが、サザエさんの夫のマスオさんがなんだかびっくりしたら飛び上がるらしいですね、それで、


「実際にびっくりして飛び上がる人初めて見た」


 と、大笑いされたのです。


 でもびっくりしたら「うわあっ!」って言ってしまいますよね? 飛び上がったのは私も1回か2回だけですが、そういうこともありますよね?


 周囲の人に聞いたら、


「いいや」


 って、否定されましたが、私はあると思っています。


 怖い話からこんなオチ出ましたけど~?

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