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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2021年 11月
38/1001

キリンさん

 昨日、近所のスーパーへ買い物に行き、ふと見上げたら、


「ああっ、キリンさんが!」


 と、びっくりしました。


 そのスーパーの隣、ちょっと大きな建物を建てているのですが、そこで動いているクレーン車がキリンの模様だったんです。そしてもちろん一番上の吊り下げる、なんていう部分か分かりませんが、そこはキリンさんの顔!


 こんなの初めて見たと感心して見ていたら、お店の人も何人か出てきて、


「ちょっとしたことで楽しいね」

「心遣いやね」

「かわいいね」


 と、キャッキャと話されていて、その光景にもニッコリしてしまいました。


 日本では、例えば道路工事の時の「ガード」にも動物の形をした物がありますが、あれは本来は、


「単管バリケード」


 というものらしいのですが、動物がついているものを、


「アニマルガード」


 と呼ぶのだそうです。


 どうしてできたのかと思ったら、普通の物を使っている時には、苦情が色々と来たのだそうです。必要な工事に苦情もどうかと思うのですが、まあ音がうるさい、ホコリがする、危ない気がする、そんな気持ちから苦情を入れる人もいるのでしょうね。


 それが、動物柄にするようになってから、心が和むと苦情も減って、喜ばれるようになったそうです。


 海外から旅行で日本に来られた方が、日本のキャラがかわいいのにびっくりし、感心し、はまったりするそうですが、確かに日本ではそういうのが多い気がします。いえ、海外のことはそれほど知らんけど!


 そういえば、ゴミ収集車も「きりんさんごう」みたいに動物の絵が書いてあるのをよく見かけます。

 信号待ちの時などに、ルームミラーに映っていて、ああゴミ収集車だなと気がついた時、「これは何の柄かな?」と気になってしまうこともあります。


 そういう時はミラーに映っている文字を読むんですが、なかなか読むのが難しいものもあったりします。「きりんさんごう」ぐらいだと、なんとかさっと読めるんですが、


 先日、ちょっと悩んだものがありました。

 柄も何だかよく分からなくて、信号待ちの時間中になんとか「ああ、なるほど」と読めたんですが、あれはわかりにくかったなあ。


 何かと言いますと、


「じんべえざめごう」


 でした。


 最初の「じ」から「ぐ」みたいに思えて、なかなか「じ」が浮かびませんでした。人間って一度思い込むと崩しにくいんです、年のせいではありません、ええ!


 何種類ぐらいの動物たちが、こうしてみんなを和ませてくれているんでしょうね。


 とら

 くま

 うさぎ

 きりん 

 じんべえざめ

 さる

 かえる

 

 思いついた物をちょっと書いてみましたが、皆さんの町ではどんな動物ががんばってくれていますか?

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