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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
377/1001

台風と夏の境界線

 お盆にやってきた台風ですが、行ってしまった後にもまだ影響が大きくて、新幹線が止まったり色々と大変だったようです。


 おかげさまで、当地は雨はたしかに降ったものの、大した被害もなく、実家の外に置いてあったバケツにたまった水で、


「うわあ、こんなに降ったのか」


 と、思うぐらいで終わったようです。


 ただ、台風が来たことで、来る前と、


「あれ、こんなに変わったか」


 と、思うことはいくつかあります。


 まず、実家に来た時に台所に吊るしてある温度計の温度が全然違う。

 朝来て、玄関から入って台所に来ると、


「今日も33度か」


 と、思っていたのが、今朝は、


「30度か、涼しいな」


 と、慣れというのは怖いもので、そんな風に感じるぐらいに温度が下がっています。


 それから、夜、お風呂に入っていると外から聞こえてくる声、これがもう全然違います。

 台風が来る前は、夜になってもミンミンシャワシャワだったのが、台風の翌日から一気に秋の虫の声に代わりました。

 あれですか、台風でセミ、全部飛ばされました? そんなぐらいに違います。


 昨日はまだ雨がちょっと降ってたんですが、今日は少し晴れ間もあり、そうなるとまた夏っぽい気配がないことはないんですが、空が夏じゃない気がします。一気に秋の空。何がどう違うんでしょうね、そんな風に見えます。


 よく、夏の海を、


「お盆の後はクラゲが出るからもう泳いだらあかん」


 と、言われていて、子供の頃は本当にお盆以降は海に入ったことがありませんでした。


 高校の時、一度親戚の家に行って広島でお盆に泳いだんですが、ずっとそう言われて育ったせいか、なんとなく悪いことをしているような気分になったのと、大学の時、友人の親戚の家にお世話になって日本海に行った時、お盆の後で泳いで本当にクラゲに刺され、昔のことの言う人は聞かないといけないなという気分になりました。


 こんな風に「お盆」という境界線が夏にもあるような気がしているんですが、今年はそれに台風が参加して、一気に場面転換されたかのように感じています。


 あ! 今年、まだ1回もスイカ食べてないのに秋になってしまった……


 うわあ、なんかすごく損した気分!

 かき氷も食べてないぞ!


 夏、カムバーック!

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