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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
376/1001

ちゅーるしたい

 ずっと前からテレビで流れる、にゃんこのご飯、


「ちゅーる」


 のCMで、子猫たちに食べさせているのを見ました。


「や、やりたい!」


 子猫にちゅーるさせたい!

 いや、凶悪なCMです。

 子猫って元々が凶悪なぐらいかわいいじゃないですか。大人になったらあんなにふてぶてしくなるというのに。とろけるぐらいかわいい! それにちゅーるだと……ええやないか!


 私は動物は好きなんですが、今までに鳥と金魚しか飼ったことはありません。まず理由の第一は、中学の時まで住んでいた団地が動物がだめだったことでしょう。高校の時に今の実家に引っ越し、一軒家なので私も妹も動物を飼いたがったんですが、両親が認めてくれませんでした。


 それは、家が職場になったこともあり、とても動物を飼うゆとりはなかったからと、やはり命を飼うということを両親があまりしたくなかったからだと思います。

 両親共、子供の頃から動物がいた環境だったんですが、半分はいなくなった時のことを思いだして嫌だったようにも思います。まあ、私と妹だけで手一杯、だったのかも知れませんが。


 それでも、ふとしたことからうちに来た鳥は結構長く一緒に住んでいて、家族どころかうちのボスみたいな顔してました。家の中で放し飼いでしたし、本当にかわいかった。その子がいなくなってから、やっぱりどうしても動物を買ってきてまで、ということはできませんでした。また、ふと何かのご縁でやってきたら、とは思っていましたが、今のところそういうご縁もありませんし。


 なので、テレビでこの手のCMとかを見ると、やっぱり動物いいなあ、ちゅーるしたいなあ、とは思うのですが、どうしても思い切ることはできません。命を世話するってやはりかなりの覚悟が必要なので。


 動物は好きなんです。もふもふしたのから、そこそこの爬虫類や両生類まで結構平気です。なので、いっそもふもふじゃないのを飼ったらどうかなと思ったこともあるんですが、そういう子たちは、ご飯が、ね……

 鶏肉とかでそこそこ代用はできるらしいんですが、本当は生き餌でないとかわいそうらしいので、その点で断念します。いや、無理無理無理!


 というわけで、今日もテレビで見たりネットで見たり、そのへんを飛んでる鳥を見たり、実家前の池に来るサギやコウノトリを見てほくほくしたり、友人知人宅のわんこやにゃんこの話を聞いて満足しています。


 ああ、もふもふ触りたい。今一番行きたいのはふくろうカフェです。近くにふくろうカフェできないかなあ。

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