表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
370/1001

台風がやってきた、かな?

 昨夜、14日の夜からこのあたりにも来るだろうと言われていた台風7号ですが、昨夜、何回も目が覚めてテレビをつけて確認しても、全然雨が降っている気配もありませんでした。


 そして5時半頃に目が覚めたら、


「晴れてる?」


 さすがに夜中に起き出したくなかったので外を見てはいなかったんですが、明らかに明るくなってました。


「もう行ってしまったのか?」


 そう思ってテレビを見たら、


「まだ和歌山やん!」


 本当に足が遅い、まるで私ぐらいとろとろした台風なんだなと思いました。


 外を見ても、雨は降ったようだが風もないし、テレビがなかったら、


「ああ、今日もいい天気だ」


 と、出かけてしまいそうな、そんな感じ。


 それから時間が経ってきて、今は雨も少し降ってきて、風も結構吹いてきました。どうやらうちの真上を通りそうな塩梅なので、今日は一日部屋から出られないだろうな。


「ということで、送り火は炊けないから、もう一泊していきなさい。沖縄に旅行に行ってた人たちもホテルに缶詰やったから、そうしぃ?」


 と、お仏壇はうちにはないので、代わりにお水置いてる棚に手を合わせ、両親と伯父に言い聞かせておきました。


 だって、ナスの牛だってきっと歩きにくい、遭難する、極楽に帰れませんよ?

 仏さんたちにちょっと実家でゆっくりしなさい、という台風なんだろうと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ