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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
359/1001

ジジジジ、ババババ

 前回の「尾頭付き」の虹を見てはしゃいでいたまさにその途中、ちょっとした事件が起こりました。


 最初は実家の玄関前、つまり敷地内、門より内側から虹を見て写真を撮ってたんです。


「うわあ、すごい虹やなあ」


 そう思いながら門扉の、なんていうんでしょう、開かないように引っかかってて、それをくるっと回して門を開くあれ、「かけ金」でいいんでしょうかね? 調べたら「ハンドルレバー」なんてのも出てきましたが、まあそれを回して開けて、開ける方を引っ張った途端、


「ジジジジジジジジジジジジジジジジ!」


 と、どえらい大きな声というか音が目の前でして、思わず私は、


「ババババババババババババババババ!」


 と、言ってしまってました。


 何が起きたかと言いますと、門扉の一番上の部分、開いてしまわないように金具が付いてて、ひっかかるようになってる部分、これは調べても分からなかったんですが、まあそういう部分、門のそこの外側にみんみん様がとまっていたらしいのです。


 私がそこをいきなり開けたので、びっくりしてそんな声を出したんですが、すぐに飛ばなかったのは態勢が整わなかったからか、門のどこぞにひっかかったからだと思います。


 本当に近く、目の前でそんな音がしてごらんなさい、そりゃあんな風に言ってしまいますよ。


 そして、両者がジジジジ、ババババ言ってる間に、みんみん様は態勢を整えて飛び出しました。


 それが運良く外側だったんですが、あれ、もしも内側だったら、顔にぶつかってると思います。


 外に飛んでくれてよかった!


 あの虹を見ていたその間に、そんな出来事があったのでした。


 本当にびっくりした!

 本当に危なかった!

 あっち行ってくれて本当によかった!

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