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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
358/1001

尾頭付きの虹

挿絵(By みてみん)


 今日はなんだか妙なお天気の日でした。


 朝はいいお天気でカラッと晴れて、暑いけど風もあるという感じです。実家に行って、2階のマドを全部開け放してしばらく空気を入れ替えました。


 お昼からはなんだか一気に暗くなってきて、もしかして雨が降るのかと思いつつ、どんよりと曇りのまま。夕方になってやっと降ってきました。


 実家の玄関から出たら、


「うわあ、すごい虹!」


 こんな虹を見たのは久しぶりと思うぐらい立派な虹が出ていました。

 

 思わず玄関前でスマホを取り出してパシャリ。


 そお時はきれいな立派な虹だと思っただけだったんですが、門から出て道路側まで行って、


「うわあ、尾頭付きの虹やん!」


 と、思わず言ってしまった。


 見事に海側から上の方までしっかりと半円の虹!

 地球って、こんな大きさなのかなと思うほど見事なきれいな虹でした。


 この「尾頭付きの虹」という表現は、桂枝雀師匠の「雨乞い源兵衛」という新作落語で使っていたフレーズなんです。

 よく見かける一部だけが見える虹は「切り身の虹」で、端から端まで全部きれいに見えているのが「尾頭付き」の虹、なんだそうです。うまいこと言いますよね。


 この時の空は晴れてるのに半分が雲に覆われ、それをスクリーンにしてきれいに虹が写っている感じで、とても写真に収まりきれない大きさでした。それに写真だとやっぱり薄くしか映らなかったのがとても残念です。


 なんだかとてもいいものを見た気がします。

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