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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
356/1001

目の上にカレー

 前もって言っておきますが、これは夢の話です。これを書いている前夜、私が見た夢で現実ではありません。


 夢の中で、私はどうやら美容整形手術を受けようと思っているらしい。

 

 ただ、その手術の内容が、


「目の上にカレーを入れる」

 

 という手術らしい。


 なんでカレー!

 なんで目の上にカレー!

 ワケガワカラナイヨ!


 なんですが、それが美容整形手術、美しくなる手術らしい。


 どうやらその手術をするには条件があり、


「カレーがおいしく炊けた時」


 でないとできないらしい。

  

 あ、ちなみにそのカレーは、手術してもらう人が自分で炊きます。病院が用意してくれるとかではありませんでした。


 そして、とうとうそのおいしいカレーが、何かの条件を満たしたカレーが炊けたので、


「いいでしょう、今日手術をしましょう」


 と、いうことになります。


 患部が目で、手術をしたらしばらく包帯で巻くと見えなくなる、だから今回は右目だけやりましょう、ということになりました。


 ストレッチャーに乗せられて手術室に入り、


「はい、じゃあ麻酔をかけますね」


 と言われて目をつぶって開けたら、


「手術は無事に終わりました」


 と言われて、どうやら右目に包帯が巻かれているようです。


 包帯は、カレーが目に馴染むまで一ヶ月ほど巻いておかなければならないので、包帯が取れたらまた左もやりましょう、と言っているところで目が覚めました。


 なんでこんな夢!


 つくづくと考えていて、なんとなく心当たりがいくつかありました。


 一つは、前に書いた「熱中症で記憶喪失になる」という話です。

 

 あれで、


「もしかして、全身麻酔の人の感覚みたいな感じかな」


 と、考えていたことが手術につながったのかも。


 もう一つは、昨日テレビで、


「水まんじゅう」


 を作っているところを見ました。容器に練った葛粉を入れ、その上にあんこを入れてまた葛粉を入れ、それを蒸して作ります。寝てる間に終わったと言いながら、その手術がどんなものかなんとなく知っていて、そのカレーの入れ方が、この水まんじゅうの作り方と似ているように思いました。


 しかし、それだったら、


「目の上にあんこを入れる手術」

 

 だったらよかったのに、と、ここまで書いて美容整形手術の理由も分かった気がします。


 これもテレビですが、昨日、たまたま某有名美容整形外科医と、その彼女である某有名漫画家カップルが出ているのを見ました。そのせいかな?


 なんとなく夢の謎が解けたように思いますが、さて、じゃあカレーはどこから?

 食べる予定も炊く予定も、もちろん入れる予定もありません。


 今のところカレーの謎は解けていませんが、まあ夢だからね。

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