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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
348/1001

セミファイナルの見分け方・その2

 前回の「セミファイナルの見分け方」というタイトルで1本書きました。その後のお話です。


「セミが足を縮めてる時はお亡くなりになっている確率が高く、広げている時は生きているらしい」


 まとめればそんな感じです。その理由も書きました。


 詳しい方によると、


「セミファイナルはもっと奥が深い」


 ということだったんですが、結局のところ、


「足を広げていたら生きてる場合、どうしようもない」


 ということと、


「足を縮めていても広げられてるのの最終段階に差し掛かったところなら、まだ動く可能性がある」


 ということなのかなと思います。


 で、ですね、昨日の夕方、家に帰ろうとしたら、


「む、またうちの前でセミファイナル!」

 

 今度は廊下の端っこの溝の中だったので、どっちにしてもあまり影響はなさそうでした。

 

 それで、警戒しながらもこっそり横目で見てみたら、


「おおっ、足を広げていなさる! ということはご健在だ!」


 と、ビクビクしながら通り過ぎました。


 やっぱり広げていて、ご健在だとしても警戒するしかないんですよね。

 来ないなら来ないで大丈夫だし。


 で、一夜明け、今朝、家を出てみたら、同じ位置にいらっしゃるのが見えました。


「もうお亡くなりになっているだろから、今回は足を縮めてらっしゃるだろう」


 と思って見てみたんですが、


「いーっ! 足、まだ広げてるー!」


 すごく気になりました。

 本当に気になりました。

 昨夜と同じ姿勢のままだったので、多分同じ方だと思いますが、もしかして夕方から今朝までずっとがんばってらっしゃったのだろうかと……


 でも、確かめる勇気はありません。

 何かつつけるような棒とかも持ってないし、足で確かめて飛んでこられたら私が終了する!


 ということで、今日の夕方、帰った時にどうなるかを確かめたいと思います。

 

 ドキドキドキドキ……

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