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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
342/1001

「やれたからやった」

 私は何か面白いネタを見つけたら、スマホにメモすることがあります。


 そうしておかないと、後で、


「あ~今朝ネタ見つけたのになんだったかなあ」


 と、なってしまうからです。


 ですが、そのメモも、書き方によるとなんだか意味不明になってしまうこともあるのです。


 昨日もそうでした。早朝、まだお布団の中でテレビを見ながら、まだ頭が何割か寝てるぐらいの感じでメモしてあった言葉がこれでした。


「やれたからやった」


 何これ……

 

 これだけ、一言だけ書いてある。


「思い出せん……」


 なんでこの言葉を書いたのか、一体何をメモしたのかがさっぱり分かりません。


 昨日、これで1つエッセイ書こうと思ってたような気もするんですが、内容が思い出せない。もしも、誰かと話でもしてる時のことならその誰かに聞けばいいんですが、一人で寝とぼけながら書いたメモです。


「なんだったんだろう」


 昨日は色々と忙しかったんですが、その合間にふと、思い出しては考えてましたが、どうにも思い出せない。


「これはもう迷宮入りか!」


 そう思って諦めて、夜、お布団の中でぼんやりと思い出しました。

 

「あ、これや!」


 今の大河ドラマで「本能寺の変」をやってたんです。


「どうして光秀は信長を討ったのか」


 これがどう調べても分からないんですよね。分からないから、後世のお芝居なんかで信長に不当にいじめられて、それで恨みから、という風に作られて、今ではそれが本当だと思っている人もいるぐらいです。

 

 大河では家康がいちゃもんをつけるために「フナが臭い」と言って、そこから家康に一服盛ろうとしていただろうと、信長にひどく打擲(ちょうちゃく)され、「もう自分は終わりだ」と個人的恨みから、本当は自分が信長を妻子を殺さなければならなかった恨みを晴らすために殺そうと思っていた家康が先を越された、という作りになってました。


「いやいや、それはないわ」


 そう思ってドラマを見ました。


 私の中では光秀が本能寺の変を起こした理由がこれだったのですが、その時にネットで見た中にもこの説があったのでメモしたんだった、と思い出しました。


「やれたからやった」


 うん、これでこそ戦国時代の武将です。


 このことをちょっと細かく書きたいなと思っていたんですが、思い出すだけで1本終わってしまった…

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