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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  8月
338/1001

我が家は具だくさんで

挿絵(By みてみん)


 8月に入りましたが、もちろん今日も暑いです。そして雨も降ってません。


 こんな日に食べたくなるものと言えば、そう、


「そうめん」

 

 です。


 諸事情で今日はご飯を炊きたくなかったので、お昼はパン、夜はそうめんにすることにしました。


 我が家のそうめんは具だくさんです。なぜかと言うと、父親がそれが好みだったから、プラス、私が調子に乗ってるうちに具だくさんが定番になってしまったから、です。母がいた頃はそこまで具だくさんじゃなかったんですが、まあ、なんとなく。


 絶対にほしいのが、


「錦糸玉子」


 これは絶対はずせない。


 それから、


「しいたけ」

 

 なんですが、本当は父親はそうめんの出汁にしいたけを一緒に煮込んだのが好きでした。今日は私が好きな甘辛く煮たしいたけにします。


 そして今日は、


「キュウリの千切り」


 と、


「小口ネギ」


 と、たまたま小さいのが2つ顔を出していた、


「ミョウガ」


 です。


 それを、ちょっと甘めに味をつけた出汁につけていただきます。


 そうめんは、


「揖保乃糸」

 

 です。


 関西人ならやっぱりこれですよね!

 そうめんは「やっぱり揖保乃糸」なのです。


 他にもおいしいそうめんは色々あるんですが、基本はこれ。

 なんか喉越しが違うんですよね、つるっとして。

 これよりもっとおいしい「黒帯」とか「(ひね)」をたまに食べると、もっとつるっとしてびっくりしますが、通常は「赤帯」ので十分です。


 そうめんは1分から2分で茹でられるのもいいところです。

 茹で上がったらザルにあげてざっと水をかけて冷やすんですが、ある程度温度が下がるまでは手を入れてはいけません。


「火傷をするから」


 というのはもちろんですが、


「温度が下がる前に手を入れると人間の脂で味が落ちる」

 

 らしいのです。本当のところは知らんけど。


 なので、ある程度水にさらして温度が下がったら、今度はさっき茹でたお鍋でいいので、水と一緒に入れて、ごしごしと洗います。そうめんはコシが強いので、そうしてゴシゴシと洗って、油気を流すことがおいしくなるコツだそうです。本当のところは知らんけど。


 そうして、十分洗ったら、きれいな水と氷と一緒に入れて、ひんやりと冷えたところをいただきましょう。

 

 もしも残ったら、水を切ってから保存してください。翌日、多少伸びた感じはありますが十分食べられます。もちろん茹で立てがおいしいですが、こうしておけばそこそこ大丈夫です。私は、そうめん好きな父親に翌日こうして置いて帰ったりしてました。


 具だくさんのそうめん、つるつる食べて暑い夏を乗り切りたいと思います。

 つるつる~

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