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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  9月
3/1001

右回り左回り

 先日、確か右手に何か荷物を持っていたせいだとおもいますが、ふと、思いついて左手で家の鍵を開けようとしました。


 鍵を鍵穴に入れて、


「あれ、どっちに回すんだった?」


 そう思って一瞬考え、結局回した方は間違ってました。


 私は右利きです。なので、大抵のことは右手でやることになり、鍵も大抵は考えることなく右手ですっと出してすっと挿してすっと回して家の扉を開けてました。それが、左手で持っただけでこれってどうなってるの? と、しばらく考えてました。


 人間の脳は右と左に分かれてて、それぞれ多少役割が分かれてるとは理解してたつもりですが、その役割、左右対称で判断してるのかな、とあらためて思ったのでした。


 たとえば、両手で一緒に文字を書こうとする時、その時に「あ」という文字、利き腕、私の場合は右手ですが、そっちで書くと自然にくるっと「右回り」に回って書いてるんですが、意識しないと左手の方で書いたら「左回り」、通常の反対に回って「鏡文字」になったりします。それと同じ状況が鍵を回す時になってしまってたようです。

 人間の体って不思議だなあ。


 それで、たまに、


「どっちが右回り、どっちが左回りか分からない」


 と言っているのを耳にしますが、私の右回り左回り判断法をお教えしましょう。


 ひらがなの「み」を書いて、書き終わりそのまま延長して回る方が「右回り」で、ひらがなの「ひ」を書いて、書き終わりそのまま延長して回る方が「左回り」です。これで説明足りてるかなあ……


 とにかく空中に「み」と書いてみて、最後の二画目の縦線、それをそのまま自然に延長したらぐるっと回る方向が「右回り」です。同じように「ひ」と書いて最後の書き終わりのまま自然に流して回る方が「左回り」です。


 「時計回りが右回り」と覚えていらっしゃる方も多いでしょう。もちろんそれで正解ですが、考えてて「時計回りってどっちだった?」と混乱した時など、「右だからみ」「左だからひ」と思い出してもらったら、それでなんとかなると思います。


 一度やってみてくださいね。

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