豚肉のしょうが焼き
昨日、実家から帰る時に、豚肉におろしショウガと濃口醤油をからめて帰りました。
「明日これでしょうが焼きにしよう」
その準備です。
で、昨日、寝る時になって初めて気が付きました。
「あ、ショウガ焼きっておろしショウガじゃなくてショウガの絞り汁を使うんだったじゃないか!」
昨日は大雨の影響で色々と忙しく、気持ちもバタバタだったんですが、そんな中で準備をして帰ったので、そんなことをしてしまいました。
発泡スチロールのトレイに乗った薄切りの豚肉の上に、手で押さえるようにしておろしショウガを並べ、その上からお醤油をだらだらっとかけてそれでよし、と思って帰ってしまった。
なんでそんなことした、私!
しょうが焼き、そんな作り方したことなかろう!
今日、実家へ行き、トレイを出してみたら、当然ですが豚肉の上に醤油色になったおろしショウガが乗ってます。当然ですが。
「うーむ、これで大丈夫なんだろうか」
なんとなく不安です。それでなんとかしようと思ったら、今日も昨日の延長で豚肉どころではなくなってしまった。
午後、手が空いた時に豚肉の上からショウガをどけて、それを絞って汁だけ容器に戻す作業をしました。ついでに豚肉も1枚ずつ広げてショウガ醤油に絡ませ直たら、いつもの景色になりました。
そしてこれが大事!
「しょうが焼きには粉ふきいもやろ!」
ってことで、粉ふきいもも作りました。
なんだか妙な作り方をしてしまったけど、結果的にはなんとか普通のショウガ焼きになってよかったです。おいしかった。
しかし、しょうが焼きって、これも多分日本発なんですよね?
子供の頃、肉料理って全部海外からみたいに思っていたので、
「元々はジンジャーステーキって言うてたのかな? お醤油の代わりにほんまはどんな味やったんやろ」
と、好き嫌いがなくなってきた頃に思っていましたが、今思えば絶対これ日本食。
今では日本の食卓の定番のしょうが焼き、嫌いな人はほとんどいない気がします。
調べてみたら、大正の始めの頃にはすでに料理本に似たような料理があったようですが、本格的に広まったのは第二次大戦後だとか。思ったより歴史が長かったのでちょっとびっくり。
私がやっているように先にタレに漬けるタイプと、炒めた豚肉に後からタレをかけるのの2つの作り方があるとのことですが、皆さんはどちらのタイプですか?




