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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  7月
286/1001

全国一斉伝達試験は中止

 少し前に、


「暑いから夏だと思ったけど実際はまだ梅雨だったのでセミが鳴いてない」


 と書いたんですが、今朝からうちのあたりでも鳴き始めたようです。


 駐車場に行ったら、夏の音。


「うわあ、一気に賑やか!」


 やっぱりかなりうるさいな。

 昨日まであれだけ静かだったのに。


 そう思いながら実家に着き、いつもの配置についてふとスマホを見たら、


「え、今日の11時からJアラートの全国一斉伝達試験があるのか」


 今までそういうのがあっても前もって知らなくて、鳴ってからいつもびびってたので、


「よし、今日はきっちり試験を受けてやるぞ!」


 そう思ってたんですが、ふと気がついて時計を見ると、


「あれ、もう11時まわってる。試験あった?」


 うちのスマホを見たけど鳴った形跡も何もない。

 人に聞いてみたらそっちも「ない」とのことでした。


 どうなってるのか調べてみたら、なんと、またどこぞの国がミサイルを撃ったんで、そのために試験は中止らしいです。なんてこった!


 どうしてお金がなくて国民がみんな苦しんでいるのに、何回も何回もそんなもの撃つんでしょうね。そのお金で食べ物や着る物を配ってあげたら、困っている国民がみんな喜んでくれるとは思わんのかな。


 いつも思うことですが、今回は特に、初めて楽しみにしていた試験を中止されてがっかりしたことから、いつもの倍ぐらいそう思いました。


 外ではセミが鳴いてます。

 アラートよりセミの声の方がいいに決まってるけど、セミの声との共演、待ち構えて聞きたかったなあ。

 今度はいつやるのか、ちゃんと調べておこう。


 そしてもうミサイル撃つな!

 迷惑だ!

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