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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  7月
282/1001

お化けアイドル

 暑いですね……めちゃめちゃ暑いですね……


 ちょっとばかりへばるぐらい暑いです。朝のうち、ちょっと買い出しに行って、職場にきて、前に車置いたままお昼食べて、それから用事で出たら、ハンドルが触れないぐらい熱くってました。そして用事済ませて帰ったら、なんかもうその短時間で太陽にやられてしまったような感じです。


 こんな季節になると、


「お化け屋敷」


 の話題をテレビで見るようになります。

 

 私はもう長い間お化け屋敷というのに行ったことはないんですが、今頃のはあえてアナログ、人が驚かせるみたいなので、それはもう怖いみたいですね。

 私は乗り物に乗ってお化けの間を進む、みたいなのしか経験したことがないかも。生きているお化けに追いかけ回される、なんて経験はしたことがないです。


 今日見ていたお化け屋敷は、自分でも怖い話の動画をアップしたり、結構怖い話の専門家のような女性が参加して作っているお化け屋敷で、来る人に合わせて怖がらせ方を変えると言っていました。


「怖くて下を向いて歩いている人の場合は下から覗き込む」

「目をつぶってりいる人の場合は後ろから耳元でささやく」

「最後の御札を取った時に来るぞ来るぞと思っている瞬間から少し遅らせ、何もないと思った時に襲う」


 そんな感じだそうです。


 そして今、そのお化け屋敷が目指しているのが、


「お化けアイドル」

 

 だとか。


 劇団四季などで、


「今日のこの役はこの俳優」

  

 と、その日によって出演者の名前を張り出すように、


「今日のメインのお化けはこの人」


 と、お化けを演じている人をアイドルとして人気者にしたい、という感じらしいです。

 

 そして、このお化け屋敷、見事に最後まで見て終わったら、このお化けアイドルと一緒に写真を撮れるとか。うーむ、こりゃもう本当にアイドルだ。


 これまでお化けやってる人がどんな人か、なんて考えてことなかったですが、これだけ生きたお化けを演じてもらうなら、そういうのもあるかも知れませんね。


「今日のお化けは花子ちゃん、明日は咲子ちゃんか、どっちも見たいから両方行こうかな」


 とかって時代がすぐそこに来てるのかも。


 お化けもこれだけ思ってもらえたら、成仏できるというものです。

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