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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2021年  9月
28/1001

三人称の小説

 色々なサイトの企画で「読み合いをしましょう」とか、SNSで「あなたの小説読みます」という方、そんな方たちと、目が留まったら読み合ったりする機会があります。


 もう、少し前の話になりますが、そんなうちの一人の方から、


「三人称の小説は読めないのでごめんなさい」


 というお断りをいただきました。


 そういうのは義務ではないし、読める人がお互いに読んで、そのうち好みのものにハートや星を送ったり、感想やコメントを書き合ったりするものだと思っていたので、


「こういうものは相性もありますし、ご丁寧にどうも」


 と、お返ししたのですが、正直、


「三人称が読めない」


 というのは、好みじゃなかったので断る口実なのかなと思っていました。


 それが、これも少し前なのですが、たまたまSNSで他の方が、


「最近三人称の文章が読めない人が増えている」


 という会話をされているのを目にして、


「本当だったんだ!」


 と、驚きました。


 それで、気になって、ふと、調べてみたら、本当なんですね! 


 私が今メインで書いている「黒のシャンタル」は三人称です。

 天というか、誰かが上から見て「トーヤがこう思った」とか「シャンタルがこうした」とか書くのが「三人称の小説」です。


 エッセイはほぼ「一人称」で「私はどうした」と書いてますし、他の短編などにも一人称で書いてる作品もあります。今書いてるこれも「一人称」ですね。


 自分でどっちも書いてますが、それは作風というか、その作品にはこっちの方が良かろうと判断して使い分けているだけで、特に意識してませんでした。本当はよく考えてこっちはこれで、と書く方がいいのかも知れませんが、いや本当、全く意識してなかったです。


 小説ではありませんが、たとえば教科書や新聞記事は三人称ではないと思います。三人称の小説が読めない方はそういうのは読めるんでしょうか? 私に「読めません」とおっしゃった方は高校生の方のようでしたが、学校の勉強では読めてますよね、おそらく。


 正直に言いますが、どうして三人称が読めないのか私にはよく理解できません。というか、それほど「何人称」って意識して読んだことなかった、というのが本当のところです。

 物心ついて、気がついたら本でもなんでも読んでました。その時からそういうの意識せず、どんなのでも読んでたしなあ。

 

 気になって調べている時に、


「三人称が読めないというのは、誰が何をしゃべっているか理解できないらしい」


 という一文に突き当たりました。


 本当なんでしょうか? 

 「○○がこう言った」ってあるから、それで分かると思うんだけどなあ、本当に不思議です。

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