表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
258/1001

うどんですか、そばですか、まめぶですか?

 また再放送の「あまちゃん」からです。


 今週からヒロインのアキはアイドルになるために東京に出てきて、上野の劇場の奈落で修行をしています。結構厳しい日々が始まりました。


 そんな時、ふと通りがかったフードカーからこんな声が聞こえてきて立ち止まります。


「うどんですか、そばですか、まめぶですか?」


 アキは最後の「まめぶ」に引っかかり、覗いてみたら、そこには懐かしい顔が!


「あんべちゃん」


 と、親しげに呼んでますが、母親の同級生です。


 先輩海女さんで、まだウニが取れないアキの影武者(アキは落ち武者と勘違いしている)として取ったウニを渡してくれたり、影で支えてくれている存在ですが「まめぶ大使」として海女を引退して関東に出張している人です。


「地元でピンとこないもんが関東でピンとくるはずがない」

 

 というように、宇都宮のデパートに出店した店がうまくいかず、フードカーでちょっとずつ移動、上野に来たところでアキと再会したのです。


 当時、


「まめぶってどんなものだ」


 と、一時的にちょっとブーム、になったかどうかまで覚えてませんが、色々と紹介されてました。


 テレビで見る限りは、白いお団子が入ったけんちん汁、といった感じなんですが、この入っているお団子がちょっと曲者、中身が、


「黒砂糖とくるみ」


 なんです。


「ええっ、なにそれ! そんなんけんちん汁みたいなのと合うの?」


 これが正直な感想です。そしてドラマの中でもあまりいい評価はされていません。


「うまくはないがまた食べたくなる味」


 どんなんですか、それは。


 由来を調べてみると、稲作に適さなかった土地柄、お殿様から、


「百姓は麺類を食べるな」

 

 とのひどいお達しが出たものの、おめでたい日のお祝いぐらいおいしいものを食べたい、それで団子の中に黒砂糖とくるみを隠して汁に入れて食べたのが始まりだそうです。


 当時は甘いものってあまりないですから、そうまでして食べたかったのかも知れませんね。


 で、再放送を見て思い出しました。


「そういや、食べてみたいと思ってたんだった」


 と、言うぐらいですので、10年経った今もまだ食べてません。


 近くに食べられる場所もないし、レシピ見て作ってもそれがどのぐらい本場のに似てるかも分からない、そして「おいしくない」とあれほど言われてるのを、そこまでして作るまでのきっかけがなかった、というのが理由だと思われます。

 通販もありますが、3人前で数千円と結構いいお値段するので、やっぱり「微妙」と言われるのを買うほどのエンジンがかからないですね、今も。


 再放送をきっかけに、どこか近くで食べに行けるお店でもできればなあ、と思います。


 じぇじぇじぇ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ