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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
245/1001

牛肉と大根おろしのアレ

挿絵(By みてみん)


 うちにはテレビや雑誌で見たことで定番になった料理がちょこちょことあります。前回書いた「大根そば」もそうです。


 今回もその一つ。大昔にある料理番組でやっていた料理がなんとなくそれっぽく我が家の定番になりました。


 正式名称は分かりませんが、我が家では、


「牛肉炒めて大根おろしのやつ」


 とか、


「牛肉と大根おろしのアレ」


 みたいに呼んでますので、今回は、


「牛肉と大根おろしのアレ」


 で、統一することにします。


 元々は新玉ねぎで作っていた料理らしいですが、まあ、そんなこと気にしないでー


 まずは玉ねぎです。半分に切った玉ねぎを縦にスライスしていきます。クタクタになるまで炒めますので、薄切りの方がいいです。


 その玉ねぎをバターたっぷりで炒めます。本来は新玉ねぎで水気が出てクタクタになるまで炒めるとか聞いたように思いますが、そのへんは適当で構いません。なぜならうちも適当なので!


 たっぷりのバターで炒めて塩コショウした玉ねぎをまずお皿に盛り付けます。うちは大皿にドンと盛って、取り分ける形にしてました。ですが一人前ずつ盛り付けても全然構いません。なぜならうちも適当なので!


 次に、そのフライパンにまたバターを入れ、薄切りの牛肉を塩コショウして炒めます。薄切りと書きましたが、切り落としとかでも構いません。なぜならうちも(以下略)


 そうして炒めた肉をさっきの玉ねぎの上に乗せて、その上からたっぷりの大根おろしを乗せます。そして今回は買い忘れたのでなかったんですが、小口切りにした青ネギを乗せ、その上からポン酢しょうゆをたーっぷり回しかけたら完成です。


 玉ねぎの甘味、牛肉の旨味、それから大根おろしとポン酢の組み合わせがなんともかんともおいしいです。


 元々が新玉ねぎを使った料理として紹介されていたものなので、それだと新玉ねぎの季節の料理なんでしょうが、全然気にせず年中通して作っています。あえて言うなら牛肉の安いのを見つけた時が旬でしょうかね。今回も昨日そういう牛肉があったので作りました。

 豚肉でもおいしくないことはないですが、私はやっぱり牛肉の方がいいですね。


 ぜひ一度お試しを。

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