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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2021年  8月
24/1001

みんみん2

 これを書いているほんの少し前の出来事です……


 今日は「燃えるゴミ」の日でした。

 当方は火曜日と金曜日が「燃えるゴミ」、水曜日が隔週で「ビン・缶」の時と「燃えないゴミ」の日があります。「ビン・缶」が奇数週、つまり第5週目がある時なのは「燃えないゴミ」の方が少ないからでしょう。


 「ビン・缶」と「燃えないゴミ」はよっぽど大きなもの、たくさんある時以外は1回ぐらい抜けても問題ありませんでしたが「燃えるゴミ」はだめ、絶対出さないと。「燃えるゴミ」とか言ってますがほとんど「生ゴミ」ですからね。


 今朝は8時半ぐらいに持って出ました。

 いつもは9時頃が多いのですが、今日はなんとなく30分ほど早く持って出ることに。


 玄関をガチャりと開け、廊下に出て、ふと、行く先、右折方向を見ると、


「いる、みんみん様……」

 

 廊下の端っこに、あのおまぬけな「ぶいぶい」はまっている溝のない方、家の壁面の方に上を向いてじっとしています。


「えっと、足がどうなってるのがお元気だったっけ……」


 そう思いながらおそるおそる近づくと、


 びびびびびびびびび!


「うわ、わわわわわ!」


 私が近づいた気配を感じたのでしょうか、いきなり手足(足だけ?)を激しく動かし、そこでぐるぐるまわりだしたのです。


「ひいいいいい、こっち飛んでこないで!」


 急いで横を通り過ぎ、ゴミ捨て場へと急ぎました。


 無事にゴミを出し終わり帰宅の途につく。


「どうかなあ、みんみん様いるかなあ……」


 恐る恐る帰ってきたら、さっきいたところにはいない。


「どっか飛んでいったかな」


 安心して自宅へと……


「なんでうちの玄関前にいる……」


 なんということでしょう、さっきは廊下にいたのがうちの玄関前で今度は下向き、つまり普通の体勢で待機してる。


「これは、飛び立とうと、して、いる?」


 もしも、玄関開けて入る時に一緒に入られたらどうしようもない!


 相手の出方を見ながら、こっそりこっそり玄関に近づき、鍵を鍵穴にさし、ドアを開ける準備をしました。


 ゆっくりゆっくり、相手があちらに向いたその隙に、


「今だ!」


 ばっとドアを開け、ばっと中に入り、がちゃりと鍵をかけました。


「よかった、勝った……」


 ホッとしましたが、朝からこんな消耗すること勘弁してください、な気分です。

 以前「みんみん」を書いた後、あまり出会わないなと安心してたところにこれです。


 夏はまだまだみんみん様の季節、気を抜かずにいこうと思います。

 

 とりあえず、まだうちの玄関前にいるのでしょうか?

 私がもう一度出るまでに、どうぞどこかにお行きください!

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