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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
218/1001

和菓子の日

 今朝の「紙兎ロペ」で馴染みのたい焼き屋に行ったら「和菓子の日」でたい焼きが50円、ラッキ~という話をやっていました。

 そこでどうして和菓子の日なのかと話題に出るのですが、なんだか由来が長く面倒みたいでたいやき屋の親父さんは結局話させてもらえず、最後には「たい焼きは和菓子なのか?」「和菓子だろう」で終わりました。


 さて、こうなるともやもやするのは好奇心で死ぬタイプの私です。


「なんで和菓子の日なの?」


 調べてみたら、


「そりゃこれはロペの間で説明しきれんわ」


 と、納得しました。


 正直、ここで書くのもどこをどう書けばいいのかと考えるぐらいですが、なんとかまとめて「こうらしい」と分かる程度に書いてみようかと思います。


 時は西暦848年のこと、当時、流行り病が蔓延し、時の仁明天皇が神託によって元号を、


「承和(じょうわ、しょうわ)」


 から、


「嘉祥( かじょう)」


 に、あらためました。


 この「嘉祥」は「めでたい!」という意味で、とにかく今と同じように閉塞していた空気をぶっ飛ばしたかったのでしょうね、そう変えて、その年の6月16日に16の数にちなんだお菓子を神前にお供えし、「疫病退散」「健康招福」をお祈りした、というところから始まっているそうです。


 ふう……こりゃこれだけでロペ終わるからやれんわな。


 続きます。


 そしてその後もその風習は残り、時代によってなんやかんやとあって明治時代にまで残っていたのを、おそらく和菓子協会が、


「この日を和菓子の日にしちゃおうよ」


 ということで、復活させたのがそれらしいです。


 豊臣秀吉もやっていたと記録に残っているらしいので、昔は結構メジャーなイベントだったのかも知れません。


 昔はメジャーでも私は今回のロペで初めて知ったので、和菓子と言っても今日は買い物に行く予定がなくて、今、手元には保存食のようかんとかりんとうしかありません。あ、冷凍室に「御座候」もまだ残ってたな。そういや鏡開きの時のぜんざいの残りを煮詰めたあんこもまだ冷凍室に残ってた。団子の粉もあるしわらび餅粉もあるな。きなこもある。


 ……………………


 なんか、それなりに和菓子っぽいのないことないな。


 まあ、どれかを食べて「疫病退散」「健康招福」を祈っておこうと思います。

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