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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
197/1001

なすの揚出し

挿絵(By みてみん)


 以前、


「水菜のおひたし」


 をうちの常備菜として紹介しました。


 今回はもう一つ、そんな常備菜を紹介したいと思います。


「なすの揚出し」


 好きな方も多いんじゃないですか、これ? 連休に友人が遊びに来た時にこれも出したんですが、やっぱりみんなお代わりしてくれました。私も大好きです。


 ナスを揚げるのでその分手間がかかりますが、その手間を惜しまずに作りたくなる一品なんです。


 まずこちらも「水菜のおひたし」の時と同じく漬けるお出汁を準備します。ちゃんと出汁を取ってもいいんですが、めんどくさい時は密閉容器にお湯、顆粒だし、薄口醤油、それからほんの少々みりんを入れて作ります。


 ナスは洗って二つ割りにし、大きければ縦にも半分ぐらいに切ってください。その皮部分に切れ目を入れます。きれいなのは「格子」ですが、この形に切るとダイヤ型に皮がはずれてしまうことがあるので、斜めに何本か入れるのでもいいでしょう。

 それを水に漬けてアク抜きをし、水を切って塩もみしたら、かなり油を吸わずに済むという話なんですが、めんどくさかったら切ったのそのまま油にインしても全然問題ないです。


 油には皮の方から入れた方がきれいに仕上がるかも。切れ目の方から入れて、皮の部分が出てしまったら色がそこだけ変わったリします。そんなの全然関係ないって方はどっちから入れても特に問題ないです。


 皮目がきれいな色になり、切り口の方に焦げめがついたらもういいでしょう、そのままお出汁にほうりこんでいきます。後はお出汁をたっぷり吸うまで置いておきましょう。冷蔵庫で冷やしてもいいですし、ほんのり人肌ぐらいでもおいしいです。


 私はこれをたっぷり作ります。だって、油の処理が一度で済んだ方が楽だからです。油を油ポットに入れたら道具は冷まして食洗機でオッケー。コンロの周囲はちょっと拭いた方がいいですが。

 油を使う時は大体実家で作ります。食洗機があるから。家でも休みの日とかにやらないことはないですが、大体実家で作って食べて、残りは持って帰ってそれをオーブントースターで温めて食べてます。あえてたくさん作って冷凍したりもしてます。揚げ物は大変なので。


 ナスの揚出しを作る時、何か青い物も一緒に揚げて漬けています。多いのはオクラかいんげん豆です。オクラは「ガク」のところを丸く切り取り、本体に切れ目を入れて爆発しないようにして、いんげんは両端をちょっと切り取って、どちらもそのまま素揚げにして一緒にだし汁に。


 仕上げにおろしショウガをトッピング、さあ召し上がれ。


 これの困ったところはあまりにおいしくて、思った以上に食べてしまうことです。

 危険な常備菜、覚悟の上でいかがでしょうか?

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