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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
193/1001

なめるなアレルギー!

 アレルギーの話第三段ですが、今回は、


「もしかしてそうなったら怖い」


 という話です。


 それは、アレルギー反応でも深刻な、


「アナフィラキシー」


 の話です。

 

 食べ物も薬も気をつけて口にしないようにしているもので、その影響はほぼないんですが、自分の意思や行動ではなくなるかも知れないアレルギー症状というものもあります。


 例えば虫刺されとか、海でクラゲに刺される、なんというのはそうだと思います。


 実は私はこれまでの人生で3回、ムカデに噛まれてます。

 どの時も寝てる時で、どこぞから家に入ってきて私にくっついてる時に何かの刺激で噛みついたらしい。


 一回目はまだ実家に住んでいる時で、確か大学の時だったと思います。


 ある夜、寝ていたら左足に激痛があり、一気に目が覚めました。


「なに、なんだ!」


 急いで電気をつけて痛む足を見たら、


「ぞうり?」


 寝ぼけた目と頭にはそう思えました。

 足の指と指の間からなんか黒いものがぞろっと出ていて、それがぞうりの鼻緒みたいに見えたんです。


「うわあっ!」

 

 次の瞬間それがムカデだと気がつきました。


 振りほどこうとしたら余計に噛み付いてきて痛いのなんの!


 私が大騒ぎしたもので、目を覚ました両親と妹が飛んできて、多分母だと思いますが退治してくれました。こういう場合に活躍するのは大抵母だったので。


 噛まれたところを見たら、二箇所切られたみたいに傷がありました。鋭い歯で思いっきり噛みつかれて切れたみたいになってたんです。

 患部を洗い、虫の薬を塗ってその日は終わりました。


 そして今のマンションに越してから2回やられてます。マンションが林を切り開いて建てられていて、まだ林が多少残っているもので、ムカデが出たら掲示板に「注意!」と貼られるぐらいムカデが出ます。そして年に何回か駆除剤をまいたりなんかもしています。


 それで2回、やはり寝ている時にやられました。

 起きてる時にも見かけて退治したこともあります。

 

 今までは事なきを得てますが、前にテレビでムカデもアナフィラキシーがきついと言っていて、さらに自分でも薬をまいたり、窓をできるだけ開けないようにして生活しています。お昼は大体実家なので、どうせ締め切ってる事が多いですが、エアコン入れなくて窓を開けておきたいなと思う時も閉めてエアコンです。


 もしかしたら今度噛まれても何もないかも知れない、これからも何回も噛まれても大丈夫かも知れない。ですが、虫のアナフィラキシーはきついですから、もしかしたら次回噛まれたら命に関わるかも知れない。それは食物と薬でよく分かっています、アレルギーに突然なるってことは。


「アレルギーぐらいで大げさな、そうなるのはたるんでるからだ」

 

 これ、父親に子供の頃から言われてたことなんですが、大人になって私の症状を色々見てきて、さすがに思っていたとしても口に出さなくなりました。昔の人にとってはアレルギーってその程度の認識しかないものらしいですが、甘く見てはいけません、アレルギー。


 これまでにも書いていますが、もしも、何かが普通じゃないなと思う症状が出たら、すぐに救急車でも構わないぐらいです、医療機関に相談しましょう。


 なめるなアレルギー!


 です。

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