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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
192/1001

薬品アレルギー

 前回は食物アレルギーが分かった日のことを書きましたが、今回は薬品アレルギーです。


「アレルギーはある日突然になる」


 これは本当だと思います。私は食品も薬品も突然なりました。


 小さい頃から呼吸器系統があまり上部ではなく、ちょっと風邪ひくと喉が痛かったり咳が出たりしていました。まあ、風邪ひいたらみなさんでしょうが。


 それで病院に行ったら咳止めを出してくれます。子供の頃はシロップでしたが、もう大人なので錠剤です。


 その日も朝病院に行き、薬をもらって夕食後薬を飲みました。お昼は車を運転することもあり、眠気が出るかもと言われるのは飲まないようにしているので、その日の夜がもらって初めて飲んだんです。


 実家には父もいて、家事や仕事を終わらせて、そろそろ帰るからと言う頃に、


「なんかかゆい……」


 体のあちらこちらがかゆくなってきたのです。なんだろうと思って長袖を着てる時期だったのでめくってみてみたら、なんだか赤い。


「様子見たらどうや」


 と、父親に言われましたが、


「いや、大丈夫、帰る」


 と、車に乗ってすぐ近くですが自分の家へ。

 

 そんな短時間だったんですが、みるみる全身がかゆくなってきました。


 車を駐車場に停めて急いで自室へ。


「何これ!」


 服を脱いてみたらお腹から足から全部真っ赤!


「これはジンマシン確実」


 かゆくてしょうがないので赤いところにかゆみ止めを塗りたくり、しばらくすると治まってきてホッとしました。

 ひどくはならなかったんですが、何しろ範囲が広い。そりゃもういじーっとするかゆみが全身に!


 翌日、皮膚科に行き、問診と血液検査を受けて帰宅。その時にはもう症状が治まっていたのでそのぐらいしかやってもらえることがない。


 一週間後、検査の結果を聞きに行ったら、ある咳止め薬のアレルギーであることが判明しました。


「え、あれって咳止めで一般的に使う薬、これまでもずっと飲んでたから名前もしっかりおぼえてるぐらい普通の薬!」


 驚く私。


「咳止めにも色々ありますから、これからは避けてもらってください」


 と、なんか名刺みたいのに薬品の名前を書いて渡され、それからずっとお薬手帳に入れてあります。


 花粉症は気がついたらなっていたし、子供の頃からアレルギー性鼻炎だのなんだの、そこそこアレルギー体質だとの意識はありましたが、前回書いた生の甲殻類もこの薬も、本当に突然なりました。


 もしも何かを口にしたりして、


「あ、なんか変」


 と思ったら、すぐに病院へ行くことをお勧めします。


 それまで大丈夫だと思ってたものが、ある瞬間に突然だめになる、それがアレルギーですから

 私のように軽度のうちに気がつけばいいんですが、いきなりひどくなって命に関わる方も出てくると思います。


 ご用心を!

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