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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2021年  8月
19/1001

夏が好きだったはず

 今日から8月ですよね。

 どうでもいいけど暑いです。


 暑くて昨日はへばってました。

 色々やる予定をしていたのに、朝のうちに車であっちこっち走り色々と用事を済ませたらもうぐったり。

 熱中症まではいきませんが、暑さにやられて消耗してしまったのは間違いありません。


 エアコンの部屋でさらに扇風機の風に当たりながら、ふと、思いました。


「子どもの頃は一番好きな季節はって聞かれたら夏って言えたのになあ」


 そうなんですよ、夏、好きでした。

 でも今は好きな季節と聞かれても、夏と即答はできません。


 どうしてかと考えたら、やっぱり一番大きいのは夏休みですね。

 ながーい休みがある。

 今だったら一ヶ月半なんて「あっ!」という間に過ぎてしまいますが、子どもの頃はすごく長く感じました。

 冷たいアイスやスイカを食べて、世間では花火大会だのお祭りだの、楽しいイベントがいっぱいあって本当に夏休みは楽しかったです。


 そして泳ぐのが好きだったのでプールや海に行けるのもうれしかったなあ。


 海と山の間ぐらいに住んでいたので、夏休みには主に母親がご近所の方と連れ立って子どもたちを連れてプールや海に連れて行ってくれてました。


 朝から行ってほぼ夕方近くまで、ずっと水に浸かってたなあ。

 運動は一切できない私ですが、泳ぐのだけは好きでしたから。


 今思えばそこそこ距離があったのに、みんなで歩いて行って一日泳いで、そしてまた歩いて帰ってました。

 海へ向かうのは下り坂ですが、帰りはもちろん上り坂。

 よく体力が()ったなあと感心します。


 子どもはまあ遊びのことですし、そのぐらい平気なんですが、お母さん方、今の自分の体力を考えると脱帽です。

 一日子ども連れて炎天下で過ごし、それ連れてまた歩いて帰って、家に帰ったらご飯もして、洗濯もして。

 いや、無理です、私には無理。

 それを思うと本当、親には感謝しかありません。




 だけど今は夏になるとげんなりします。

 休みがないのと、やっぱり大人になると遊ぶことだけ考えていられませんから。

 今なんて、まだ一月(ひとつき)はこんな感じかと思うとぐったりします。

 エアコンのない部屋から外に出るのはいやー!と思います。


 どうすればもう一度夏が好きになれるんでしょう?

 

 南の島のラグジュアリーなホテルかどこか、白砂が延々続くプライベートビーチ。そこで家事も仕事も何もかも忘れてのんびりできたら、そうしたらきっとまた夏が好きになるんだろうなあ。


 やっぱり世の中お金次第ですか!

 ああ、せちがらい……

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