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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  6月
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二度手間の日

 時々そういう日があるんですが、何をするにも2回で終わらない、同じことを2回も3回もやることになり、手間ばっかりかかるって日があります。


 今朝がそうでした。


 まず、病院に行くのにいつもよりかなり早く家を出て、駐車場に行き、機械式駐車場の操作をしようとして思い出しました。


「あ、車の鍵がない」


 私は車の鍵はいつもかばんに入れてあります。そうなんですが、昨日、妹と姪っ子とお茶に行く時に、車には乗らないだろうと思いながらも、一応車の鍵も持って行きました。

 いつもは大きなかばんに色んな物を詰め込んで実家と移動してるんですが、昨日はお茶飲みに行くだけだしと、財布と一応メガネ(車を運転する時に必要)とちょっとした物だけを小さいかばんに入れ、そこに車の鍵も入れておきました。家の鍵は玄関脇にかけてあるので、それを持って鍵を締めてそれもかばんに。

 昨日帰ってきて家に入り、家の鍵はまた元の場所にかけ、他の荷物も元のかばんに戻したんですが、うっかり車の鍵だけかばんのファスナーの中に入れて忘れたままにしていたのでした。


 急いで取りに戻って車を出して病院へ。

 病院に着いたら駐車場なんですが、フラップ板を上げるタイプの駐車場で、その一番端っこが空いてたのでそこに入れました。

 その場所、両側に壁がありまして1台分の場所だけ切り取られたような形になってます。広くて何台も入れる場所もあるんですが、病院に近いし、隣に入れる車もいないしとそこに入れました。

 

 そして降りようと思ったら、


「あ、狭い」


 なんということでしょう、ちょっとだけ右寄りになっていたので、降りようと思えば降りられないことはないけど、大きなかばんを抱えてるのでめちゃくちゃ出にくい。というか、無理に降りたらドアが壁に当たって傷とかつきそう。

 

 ってことで、一度出て、もうちょっと左に入れ直して事なきを得ました。


 こんな感じで、今日はやることなすこと1回では終わりません。

 一つ一つは本当に小さなことなんですが、重なると地味にきます。


 なんなんでしょうね、こういう日って。どうしてそんな重なるのか本当に不思議です。

 逆に何をやってもすいすいとスムーズに進む日もあるのに、1つボタンをかけちがえたら一日中そんな風になってしまう、それぞれは全く関係ない出来事でも。


 こういう日はもう大人しくしとくに限ります。

 ということで、できるだけ息をひそめてじっとして過ごし、やっと家に帰ってホッとしています。


 後はお風呂に入って寝るだけ、で済みますように。

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