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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
165/1001

第50回神戸まつり

挿絵(By みてみん)


 例の問題で4年間中止になっていた神戸まつりが開催され、今回50回を迎えました。


 そして私は別のことが目的で、三宮のメインパレードを見てきました。


 ヴィッセルの選手がパレードに参加するんです。イニエスタがラスト、見たくて見たくて、一度は体調やら来週のスケジュール、その他色々考えて行くのを断念したんですが、やっぱりどうしても行きたくて、間に合う時間ギリギリに決断し、行くことにしました。


 メインのパレードが通るフラワーロード、神戸国際会館のやや北側、ユザワヤの道を挟んで西側、と書いたら、分かる人には、


「あのあたりか」

 

 と、分かっていただけるだろうと思います。そこに陣取ってパレードを見てきました。


 到着したのは1時過ぎ、そこからヴィッセルの登場する2時55分ぐらい(予定)まで、そこで立って他のパレードが通るのを見ながら待ちます。

 

 神戸まつりのメインパレードを見るなんて何年ぶりかなあ。おそらく十数年ぶりです。


 子どもの頃は前日の土曜日に各区でやるイベント、須磨区の子どもみこしなんかにこども会から出て、その夜は離宮公園でやる「須磨音楽の森」を見に行ってました。

 そして最終日の日曜日は、元町近くにある大伯母か伯母の家に行ってそこでテレビで見ることが多かったです。たまにちょっとパレードを見に行ったような記憶もありますが、大体そんな感じです。


 待っている時に周囲にいた方とちょっと話をしたらやっぱりヴィッセル目当ての方が。


「向こうでバスに乗ってましたよ」


 と、見てきて教えていただいたり、30分ぐらい前からはもうそんな感じであせあせうろうろ。


 イニエスタのタオルを首にかけ、迎える準備は万端整いました。


 そして、やっとお目当てのチームがやってきました。

 みんなどうしても前のめりになるので、警備の人に「下がってください」って言われるけど、やっぱりなんとなく前のめり。


 最初は子どもたちがヴィッセルやサポーターかな、そんな人たちがユニフォームに身を包んで行進し、それから選手を乗せたバスがやってきました。


「来た!」


 イニエスタどこだ、と探したら、


「反対側ー!」


 他の選手の間から後ろ姿だけを確認。


「追いかける!」


 他の人たちもみんな通り過ぎるバスを追っかけて走ります。

 私も何年ぶりぐらいにそんな中に混じって追いかけて走りました。


 三宮のフラワーロードから元町方面へ西へ向かって走る!


 人混みに紛れながら、バスが走る方向へ走って走って、途中で追いついてバスのラストの場所まで走って、


「イニエスター!」

「アンドレスー!」

「ほたるー!」

「おおさこー!」

「ゆるきー!」


 みんなと一緒に選手の名前を呼んで手を振りながら、フロートのバスから降りて移動のバスに乗り込む姿を見送ることができました。


 行くかどうか悩んだけど、ちょっと無理して行った感じだったけど、行ってよかったです。


「ありがとー!」

「イニエスター!」


 見送った後、同行者に、


「来てよかった」


 と言いながら泣けて来ました。


 本当に行ってよかった、悔いが残らずによかったです。


 三宮から元町まで、短い距離とはいえ、あれほど走った自分にびっくりです。よく走れたな。そういう意味でも自信がちょっとつきました。


 ただ、明日は筋肉痛の自信もあります。

 先週も忙しくてへばったけど、明日からの一週間も長いんだろうなあ。

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