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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
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チケット代入金

 昨日、生中継の記者会見を見ることを断念し、聞きながら必死で購入した7月1日のヴィッセル対コンサドーレ戦のチケットの入金をしてきました。


 昨日、なんとかチケットを確保して、その支払作業をしていたら、どうしたことかクレジットが通らないのです。


「前回使ったクレジットカードと違うカードだからかも」

 

 とか説明が出てたんですが、ある程度以上の金額を扱う時にそうなることもあるらしく、


「一度そうなるとしばらく待ってから作業してね」


 みたいなことも出て、


「待ってられるかあ! その間にチケットなくなるやないかー!」


 バシッ!

 心の中で無線マウスを投げつける。

 実際には投げつけません、だってマウスが割れたら困るから。


「支払いをしてチケットをゲットせねば」


 ということで、クレジットではなくコンビニ支払いを選択し、無事にチケットの確保はできました。


「後はコンビニでお金払ってくるだけか」


 昨日、帰りにコンビニまで足を伸ばして支払うつもりで、忘れて家に帰り、着替えも済ませ、一休みしてから、


「あ、お金払ってくるの忘れてる!」


 支払いには期限があるのです。せっかくチケットを確保できてもお金を払わなかったらキャンセルされてしまう!


「期限いつだった!」


 急いで確認したらチケット確保した翌日の夜、日付が変わる直前でした。


「よかった、明日行く時に支払いしてこよう」


 そう思ったんですが、また忘れるかも知れない。

 いつもはクレジットで買ってるのでそういう作業ないんです。

 忘れる可能性高い!


「これこれこういうことなので、よかったら明日の朝にでも教えてほしい」


 人に頼んでおきました。


 そして今朝、ええ、予想通り、すっかり忘れていましたとも。

 

 そこに、


「コンビニで支払った?」


 ああっ、頼んでおいてよかった!


「忘れるところだった、感謝!」


 実家と、つまり職場と反対方向にある、飛行機の型番みたいなコンビニへと向かいます。


 メールに来た番号を打ち込んでもらい、さて支払いです。ここでクレジット使えばまあ問題なかろう。


 じゃーん! 「ピッ」とするタイプのイニエスタのカード登場。


 イニエスタの試合を見るためのチケットです、ここは「ピッ」としてスマートに支払いたいところ。


「ピッ」


 と、音がしない。


「え?」


 店員さんも見てくれて何回もやるんですが、なんでか音がしない。


「なんでやあ、ついこの間あそこの店でピッとして買い物したやんけー!」


 バシッ!

 心の中でカードを投げつける。

 実際には投げつけません、だってイニエスタの以下略……


 普通のクレジットカードのようにカードを入れたら反応するんですが、そうなったら暗証番号がいるのです。しかし、普段「ピッ」として使ってるので暗証番号を忘れてしまってます。


「サインでいいですか?」


 と言ったんですが、サインはなんか店員さんがやり方が分からないのか、もしくはサインでは使えないらしく、仕方なく他のクレジットカードで暗証番号を入力して支払いを済ませました。


「さあ、後はチケットもらうだけだ」


 と思ってたら、


「★お渡しチケットなし」


 ああっ、そうだった!

 ヴィッセルのホーム、今はそういう風になってるんだった!

 開幕戦の時もスマホで「ピッ」として入場したんだった!


 いや、スマホで入れるからいいんですよ?

 でも、まだそういうのに慣れてなくて、それですごく不安です、手元にチケットがないことが。


 スマホのアプリのチケット情報でちゃんとチケットが登録されてることを確認し、登録者情報も登録したけど、それでも当日、実際に「ピッ」として入るまでは不安です。


 購入も支払いも全部デジタルなんですが、それを使っている自分はまだまだアナログなんだなと思い知った出来事でした。

 

 あ、そうそう、カードの暗証番号も問い合わせておかないと。

 何かあった時に「ピッ」とすればいいでは済まないこともある、と分かりましたから。

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