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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
159/1001

特定外来植物・その1

 今朝、いつも見ているテレビを見ていたら、出演者のある方が、


「見て、オオキンケイギク、こんなにたくさん咲いてるんだね」


 みたいなことを言っていて、


「あれ、それってあの特定外来植物じゃなかった?」


 と、ふと、思いました。


 そして調べてみたら、私が思っていたのとは違いましたが、やっぱりその一つでした。


「特定外来植物」


 海外からやってきて、日本で増えると困る植物です。

 元々の生まれ故郷では普通に咲いていても、日本の環境の中ではものすごく増えて在来種を駆逐するとか、生えまくって困るとか、色々理由はあるようですが、そういう植物です。


 私が思っていたのは、


「ナガミヒナゲシ」

 

 で、この子のどこが困るかと言いますと、


「毒がある」


 んですね。


 本当に町のあっちこっちで普通に見かけます。私もしょっちゅう見ています。いつからかこの花よく見かけるなとは思っていましたが、外来種だとは知りませんでした。


 普通に咲いているだけならいいんですが、ケシの仲間で虫に食べられたりしないように自分で毒を作って持っているので、触るとかぶれたりするそうです。抵抗力のない子どもなんか、もっと心配ですね。「お花かわいい」とかいって触ると本当に危ない。


 種がまた繁殖力が強いので、種をこぼさないように手袋とかをして丁寧にひっこぬいていくしかないようです。一度種をこぼすとえらいことになるみたい。


 私は車で移動することが多いので、見かけてもそこで抜くということはできません。でも近くで咲いたら遠慮なく「ごめんね」と言いながら引っこ抜きたいと思います。


 最初に書いた「オオキンケイギク」には毒はありませんが、テレビの出演者も言っていたように、kがつけば町中これだらけ、ということにもなりかねませんので、こちらも「ごめんね」と言いながら抜こうと思います。


 本人には罪はないのに、たまたま日本に来たばっかりに厄介者扱い。かわいそうだとは思いますが、親戚に祖国できれいに咲いていてもらいたいなと思います。

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