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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
151/1001

ホコリ高く

 ちょっと面白い話を目にしました。


「工場のホコリ 異例の大ヒット」


 何それ?

 カタカナで書いてあるのでどの「ホコリ」か分からない。

 誇りか、埃か、それともまた何か別のものか。

 

 イメージで受け止めるには「埃」が一番合ってる気がするけど、じゃあそんな物がなんでヒットを?


 で、内容を読んですごく納得できました。


 四国の今治はタオルの名産地です。そのタオルを作る時にどうしても埃がたくさん出てしまい、機械にたまると火災や事故の原因になるのだとか。


 毎日大量に出るその埃に頭を悩ませている時、ある人が、ふと、思いついたのだそうです。


「火がつきやすいホコリ、着火剤として使えないかな」


 色とりどりのタオルから出た色とりどりの埃を、そうしてキャンプなんかの着火剤として売り出したところ、爆発的に人気が出て、今では購入制限が出るぐらいだそうです。そりゃ売れるからっていきなり埃が増えるわけでもないですしね。


 これまでは処分にお金がかかっていたんでしょうが、今では立派なヒット商品。まるっきり今のSDGsにぴったりの商品、うまいところに目をつけたものです。


 今治名産のタオルだけではなく、そこから出る「埃」まで今では名産として「誇り」になっているんですね。

 

 うちもいらない物がたくさんあって、実家にもたくさんあって、物が捨てられない性格の私の悩みの種になっています。これも何か新しい使い道があったら喜んで手放せるんじゃないか、ということで、オークションに出すことも考えたんですが、値打ちのある物もほとんどないし、それよりはなんでも買ってくれるというリサイクルショップにでもと思ってはいるんですが、なかなかお尻が上がりません。


 普通にここにあれば「ホコリ」でも、誰かの欲しい物がある。この記事を読んで、また片付けがんばろうかなという気持ちにになれました。実際に動けるかどうかはまた一段階ありますけどね。

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