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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
149/1001

ハードトーストの角

 暑熱順化に裏切られた恨みの心を抱いていたせいでしょうか、


「寒い……」


 身も心も冷えました。


 お昼ご飯になにか温かい物で温まらないと。

 さて、何にしましょうか。


 手っ取り早いのはラーメンとかカップ麺とか汁物かなと思ったんですが、なんとなく麺類の気分じゃない。かといって、平日のお昼にわざわざあったかい物作るなんてめんどくさいことしたくない。


「そうだ、パンとカップスープにしよう」


 冷凍庫にパンはある、保存食にカップスープもある。これだったらパン焼いてバター塗って、お湯沸かしてカップに入れるだけ。


 早速作業に取り掛かりました。あっという間に完成です。

 

 ハードトーストにはバターを乗せて一度オーブントースターにお戻りいただきます。


 そう言えば、甥っ子がまだ幼稚園ぐらいの時でしたか、


「トースターがパンにバター塗ってくれるよ」


 と、かわいらしいこと言っていたなあ。


 今からはもう想像もつかないかわいらしい時に思いを馳せながら、ちょびっとセンチメンタルな気分でトースターがバターを塗ってくれる時間を待ちます。

 しばらくしたら取り出して、バターナイフで隅々まで伸ばせば完成です。もうちょっと焼き足りない時はもう一度スイッチをひねって二度焼きに。バターがフツフツしてそれもまた良し。


 ハードトースト、上の山になった部分からいただきます。なぜかと言いますと、私は下のしっかりした角が好きだからです。食パンの時は上の角の方が好きなので下から食べます。こだわりです。


 今日もカリッと角がおいしい!

 

 おいしいハードトーストと温かいカップスープでちょっとばかり身も心も癒やされました。

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