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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
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暑熱順化

 今日はなんだか急に寒くなって冬に戻ったみたいなお天気です。昨日はバタバタと忙しかったせいか、動いて汗ばむぐらいだったのに、いきなり季節が戻ってくれると体がびっくりしてどうしていいものやら。


 少し前にいきなり真夏の暑さになり、そんなに活動してはいなかったんですが、少しばかりダウンした日があります。熱中症まではいきませんでしたが、知らないうちにやや脱水に近い状態になっていたようです。


 そんな気候ですので、よくテレビなどで、


「いきなり暑くなると体がついていかない、これはうまく暑熱順化(しょねつじゅんか)できてないからです」


 などという言葉を耳にします。


「暑熱順化」

 

 とは、体が暑さに段々と慣れるということです。


 この、


「段々と」


 の部分がないから、どうしても体調を崩す人がでてくるんですね。


 そして、これに関係することで、最近知ってびっくりしたことがあります。


「一度暑熱順化で体が暑さに慣れても、また寒くなったらなかったことになる」


 って、ええっ!


 つまり、この間のようにいきなり暑くなって体がびっくりして、それで多少暑さに慣れたとしても、今日みたいに寒くなるとリセットされる、なかったことにされるってことです。


 そんなたった一日で戻るなんて、知らなかった……


 ということはですね、いきなり暑くてまたいきなり寒い、ってなことを繰り返されると、その度にリセットされるってことですよね。体は慣れなくてダメージだけ受けるなんて、なんだかすごく損な気がします。


 この間ちょっとばかりへばって少し慣れたと思ったのが、今日の寒さでなかったことにされてる、それを思うとなんだか天気に対して、


「私の暑熱順化を返せー!」


 と、叫びたくなりました。

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