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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
139/1001

気になる次点

 病院で出会ったおしゃれなお嬢さんのことを書きましたが、実はその時にスカートの他に、もう一つ気になって仕方がないことがありました。

 

 それは、


(ねじ)れたベルト」


 です。


 スカートが床に擦れて気になっていたお嬢さんと私の間、私の真ん前に座っていた、背中しか見えないから本当のところは分かりませんが、おそらくまだ若いお兄さん、そのお兄さん背中が気になっていました。スカートの方がより気になっていたので、二番手ではありますが、やはり気になりました。


 体に沿う形のバッグを正面に抱えているらしく、太いベルトが右肩から左腰まで斜めにかかっているんですが、その中央、背中のど真ん中辺りがぐるぐると3回ぐらい巻いてあって、その部分だけやや細い形になっています。


 斜めがけしてるバッグのベルトが捻れてるの、気持ち悪くないですか?

 私は背中で捻れてると気持ち悪いでし、一緒にいる人のベルトが捻れてたら「ちょっと」と言って直すぐらい気になります。


 一回捻れてるベルトは目にすることがあります。ありますが、全くの他人さんのベルトの場合は「捻れてるのになあ」と思ってそのままチラッと見て終わります。直せないですよ、そんなの。床に擦れてるスカートを注意するよりしにくい。


 なので、もしも捻れてるのが1回なら、今回も「捻れてるのになあ」で終わったんですが、なんで、なんで3回ぐらい捻れてるの? わざと?


 すごく気にはなったんですが、スカートの方が上位だったことと、そのベルトに気がついたのは診察室に呼ばれる本当に直前だったので、出てきた時にはすっかり忘れていました。


 あの捻れ方、あれはわざとでないとならないと思うんだけどなあ。わざとならなんであんな風にしてたんだろう。気持ち悪くなかったのかな。


 ついさっき、ふと、思い出して気になってきました。

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