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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2024年  9月
13/1001

一人称の謎

 以前、いくつか「オンラインゲーム」というものをやりました。


 面倒くさくて最初はやるつもりがなかったのですが、友人たちに「やれ!」と、半ば命令のように勧誘され、「オンラインゲーム」、いわゆる「ネトゲ」というものがどういうものかもちょっと気になったのでやってみたら、まあはまったはまった、はまりました。楽しかったです。


 最初にやったゲームは終了してしまったんですが、最後の最後まで楽しんで、みんなで集まる場所で手を振りながら終わりました。終わった時はさびしかったなあ。


 2つめは今もありますが、やめてしまいました。それも友人たちと一緒にやったんですが、今はみんなやっていません。

 やめた理由はいくつかありますが、私の一番大きな理由の一つが、「3D酔い」でした。私のパソコンのスペックでは、当時重いダンジョンについていけなくなり、やっているとぐるぐるして気持ちが悪くなったからです。同じ頃、友人たちも色々な理由でやめてしまい、今でもそのゲームで知り合った方たちとはSNSなどで話したりするものの、1人を残してそのゲームはやっていません。


 今はやっていませんが、あれで世界も広がりましたし、ちょうど同級生的な感覚の人が結構たくさんできました。年齢、性別、職業、地域、そういうものは関係ない同級生、ちょっとおもしろいです。


 色々なことをやると、その度にそこでの友人ができましたが、ゲームの世界で知り合った人とも、ずっとおつきあいが続いて今は友人になり、日本中から来てくれて会って遊んだり、こちらも会いにいったりと、本当に楽しかったです。まあ、今は諸事情であまりそういうことができませんので、主にネットの世界で交流をしていますが。


 それで、ゲームの世界のことで、ふと、思い出したことがあります。


 ゲームをやる時、他のプレイヤーと会話をするわけですが、その一人称が色々でした。

 私はこうして文章を書いているのと同じ「私」でした。「私」の方が結構多かったかな。


 「俺」「僕」「うち」「あたし」色々な一人称があって、それは実生活で本人が使っているものであったり、もしくはキャラになりきったものであったり、色々だったんですが、その中で私が不思議に思ったのは、


 「おいら」


 という一人称を使うかたでした。


 これが多かったんですよ、結構。


 「おいら」って、今の時代、実生活で使ってらっしゃる方、私は見たことがありません。いらっしゃるかも知れませんが、少なくとも「私」は、です。

 役になりきってる、なりきってない、どっちでもいいんですが、会話する時に普通に「おいら」と言う方、本当に多かったです。


 「おいら」と言ってらっしゃる方、実生活ではどんな一人称を使ってらっしゃるのかなあ、と考えたりもしましたが、なんでですか「どうして?」と聞いたことはなかったですね。


 どうして「おいら」を選択されたのかな、と、なぜか今日、本当に、ふと、また思ったので、もしも「おいら」と名乗ってゲームをやられてた、やられてる方がいらっしゃいましたら、あなたの「おいら」のこと、教えてください。

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