色んなことが、ふと、気になって
このエッセイらしき文章、「ふと……」を書き始めて気がつけばもうすぐ2年、気づけば100本を超えてました。いや、びっくりします。
最初にタイトルを考えた時、
「ふと思いついたことを書いていこう」
と思い、そこから、
「ふと……」
と、短いタイトルに決めました。
それと、これはこのシリーズだけではないんですが、
「1000文字から1100文字以内(小説家になろうの管理ページで)で書こう」
と決めて、1文字もずれないようにと気をつけて書いてきました。
なんですが、
「なんでこの文字数にしてるんだろう」
と、少し前に、ふと、気になってきました。
長編の「黒のシャンタル」や短編集「百物語」などの小説は「1話2000から2100」と決めて書いているんですが、どれもこれも全部、今思えば、
「自分が勝手に決めたルール」
なんですよね。
規定として「何文字以内」とあるわけではなし、
「ちょっと崩してもいいんじゃないかな」
と、少し前から思い出しました。
もっと短い回も、もっと長い回もあっていい。
元々が自分で自分にかけた「枷」ですから。
すでにそう思って「見聞録」という、自分が気にいったものを紹介するエッセイ? 評論というにはいい加減ですし、エッセイともちょっと違うシリーズには文字数をもうけるのをやめて、結構自由に書くようになってます。
それで、そのついでと言ってはなんですが、この「ふと……」も文字数制限撤廃、もうちょっと好き勝手なエッセイを書こうと思い、ついでにタイトルも変更しようかなと思いました。
元々「短編集」だったのを「ア・ラ・カルト」にして、今は「百物語」にしている実績もありますし、まあいいでしょう。
それで、色々と考えて、
「色んなことが、ふと、気になって」
というタイトルにして、次回から再出発しようかなと思います。
私の性格のせいかも知れませんが、一度決めたことをやめるのって、結構エネルギーがいるようです。これは物を捨てられない性格とも直結してるのかなあ。変化することを恐れている、とまでは言いませんが、なんとなく決まった路線からずれるのがしんどい感じで。
ここをやめて新しくシリーズを作ろうかなとも考えたんですが、なんか、数字が中途半端なのでそれもちょっと嫌でした。かといって200本までじっと我慢できる性格でもなくて。
ということで、ここに宣言して、次回からもうちょっと自由に色々と書いていこうと思います。毎回絶対入れると決めていた「ふと」も入れずにいきますよ。
もっと自由に再出発です、どうぞよろしくお願いいたします。
と言いつつ、今回も規定字数。
うーん、ルール、崩していけるかなあ。
ちょっとだけ不安です。