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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  5月
115/1001

空を飛ぶ夢

 昨夜、かなり早くに横になって寝たんですが、そのせいか夜中に何回か、ふと、目が覚め、いくつか夢を見ました。


 そのうちの1つは自分が自分の書いている小説の主人公に似た境遇にいて、なんだか馬車で大きな船に乗り込んで他の大陸に行く、という夢でした。


 夢の中の私は思考もその主人公のもので、色々と考え、知己であるその船の船長と一緒に荷物のこと、これから数年は戻れないだろうからと親しい人との別れのことなんかを考えていました。

 実際に船に乗るところまでは見なかったんですが、港がたくさんの人で、そう考えている自分の後ろ姿を少し離れた場所から見ているという、現実ではありえないシチュエーションをなんとなく覚えています。


 私の見る夢は大体そんな感じで、夢の中の主人公に自分がなっている。その主人公の性別、年齢、境遇などがなんでも自分がその人、時には人でない存在でもその主人公そのものになっています。憑依と言っていい感じですか。言い方変えれば今の流行りの転生とかかも知れないです。


 なので、夢の中で怖いものに追いかけられるとめちゃくちゃ怖いし、目が覚めたらはあはあ言ってたり、楽しい夢の時は爆笑しながら目が覚めたこともあります。

 じっくりと考えるような夢の時もあれば、なんだかすごくいい加減で実際の生活でそんなことはありえないだろうな、と思うような行動を取ってることもあります。


 そんな私が唯一見たことがない夢、それが、


明晰夢(めいせきむ)


 です。


 夢の中で「これは夢だな」と分かっている夢をそう呼ぶらしいんですが、いつも主人公になり切っているもので、そういう夢を見た記憶が一度もありません。もしかしたら見ているかも知れないですが記憶には残っていないので、見たことがない、でいいのではないかと思います。


 そういう夢を見るという知人数人によると、


「夢の中でこれは夢だと分かるので、思い切って飛んでみたら飛べた」


 とか。


 うーん、いいなそれ、やってみたいな!

 私も夢の中で飛んでたこととか泳いでたことなどはありますが、あくまで夢の中の現実での出来事なので、いつもはできないことをやってみよう、と思ったことはありません。


 ただ、ちょっと怖いなと思うのは、これは夢だと思っていたのがもしも現実だったら、ということです。夢の中で夢を見ているという意識だそうですが、もしもそれが寝ぼけてて現実だったら? 夢だと思って飛び降りたら大ケガする可能性だってあります。なので、もしも夢の中で「これは夢だな」と思ったとしても、私は飛んだり飛び降りたりはできないかも知れないなあ。


 みなさんは明晰夢、見られますか?

 飛んでみたことはありますか?

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