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小椋夏己の千話一話物語  作者: 小椋夏己
2023年  4月
111/1001

関西人のソース

 たまたまですが、今日、テレビで2回もソースの話題を目にしました。


「関西人はソースにこだわりがあり、何種類ものソースを常備している」


 みたいな感じでした。


 でも私はそんなにソースって使いません。うちにも一応「お好みソース」と「ウスターソース」はありますが、あまり使わないので大抵最後の方は賞味期限切れるギリギリか、切れてから「多少は大丈夫」と使う感じになります。

  

 でも、そんな私ですが、


「そういや小さい頃は結構ソース使ってたな」


 と、ふと、思い出しました。


 今までにも何回か書いていますが、私は子どもの頃大変な偏食でした。それで食べられる物が少なかったことも関係するのかも知れませんが、今よりもっといろいろな物にウスターソースをかけていた記憶があります。

 

 おそらく幼稚園の頃だと思うんですが、ご飯にウスターソースをかけていた記憶があります。

 どうして覚えてるかと言いますと、銭湯の回にも出てきた妹が生まれる時に預けられていた伯母の家でご飯を食べていた時、ご飯にウスターソースをかけた私を見て、伯母がこう言ったからです。


「山手の異人さんがそうやってご飯食べとうわ」


 本当かどうか分かりませんが、その時に「へえ」と思ったので覚えてます。


 他には、私は大抵の子どもが大好きと言われるカレーが食べられませんでした。それでカレーの時は、本当にちょびっと、ポトッと落とすぐらいにカレーをかけて、そこに生卵を落とし、ウスターソースと混ぜて食べていました。

 今聞くとおいしくなさそうですよね。でもカレーが本当に嫌だったので、そうして食べていました。


 それから、かなり好き嫌いがなくなってきた頃、餃子はホットプレートで焼いて、それにソースをつけて食べてた記憶があります。

 他には焼き飯にもウスターソースかけてました、というか、両親共ずっとかけてました。醤油味で仕上げた焼き飯でも「ちょっとソースの香りがほしい」と母が言ってたのを覚えています。なので、今でもお仏壇に焼き飯をあげる時、取り分けた焼き飯にちょこっとだけウスターソースをかけています。


 今はお好み焼きやたこ焼きでもそんなにたくさんかけません。売ってるたこ焼きとか、


「あ、あ、もうちょっとソース減らしてくれてもいいのに」


 と、思うぐらいです。


 好き嫌いがなくなるのと比例してソースを使わない食べ物が増えてきたように思います。今は塩味が一番好きかも知れません。


 大抵の食べ物は「西高東低」で「関西風一番」の私なんですが、こうしてちょこちょこと「関西人の定番」からはずれることがあるのは不思議です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 焼き飯にソースってのは子供の頃やってたなあ。 京都や大阪に出掛けると大概ハマ◯ラで食べたりテイクアウトしたりして、必ずソースが付属してたなあ。 いまは何も付けずに食べる方が好きですが。
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