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プロローグ
ある巨大な研究所のような施設。
周りには、チカチカする多数のLED、ファン、ディスプレイやキーボード等がサーバラックに収められ、またそれらが所狭しと陳列している。
データセンターのようにも見えるその部屋の反対側はアクリルで仕切られており、劇場やイベント施設にあるような巨大なディスプレイと簡易な端末、そして20程の椅子が並んでいる。
その巨大なディスプレイには何かが映し出されていた。
端末を前に、男と女が操作をしている。
やがて、その手が止まる。
ダル「準備おkだお。」
紅莉栖「こっちもいいわ。」
待っていたと言わんばかりのタイミングの良さで、長身で無精髭の男は言い放つ。
岡部「よし。ではオペレーション『regin【神々】』を開始する!」