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引越して来て、4年目。何故か人気ブイ◯⚪︎ーバーになってた、なんでや?  作者: 本好コー
第一章 Vt〇berになるまで 過去編
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05 やっとこさ新生活感

家への備え付けも終わりまして、

やっと家らしくなってまいりました。


美幸には疲れさせたやろうなぁ...


でもこれから、ゆっくりさせられるでな。


ノート類は抜かりなく買ってある。

足りない文具も確認して買ってある。


ていうか、これだけ買い物したのに殆ど

金減ってへんてどう言うこっちゃねん。


いや分かってないんとちゃうくて、


なんというかその...な?


そんで持って今日はハルくんを家に招いている。


「おー、ここが蓮ちかぁ。いや場所は隣だけど。

 中を見たのは初めてだからさ」


「かまへんかまへん、遊んでってくれ」


「3人であそぼ!」


「いいのか?遠慮なく過ごすぜ〜!」


ハルくんは新しい家電達に大興奮やった。


「うぉぉおお!!最新型のスピーカー!

 パソコン!テレビ!画質きれぇぇ!」


「にぃにこれかっこいい〜!」


違った、美幸もやった。


「二人とも落ち着き。まだ回線工事はこの後やから」


通販サイト漁りの後、スマホの解約&新規登録、

Wi-Fiの回線工事とか、やってきた。


「せや、今更やけどNINE交換してや」


「おう、いいぞ」


NINEは世界最大のコミュニケーションツール。

(※現実世界でのLINE)


しかし前は友達が全然おらんかった。

故に登録する人もおらんかった。


まぁ数人おったけど...新アカウントに変わったし、


その人達にもそっちに連絡してもらう様言うた。


その後、帰ってきたハルくんのご両親に挨拶し、

面倒見てやってくれの発言にハルくんの笑みが

引き攣っとった。美幸と二人で笑った。


一緒に過ごしたりご飯作ることもしばしば...


ハルくん母に、

蓮くん女の子だったら遥希を

婿に引き取ってもらうのに〜と

言われた時は全員で笑った。


そんな感じで俺らは、春休みを有意義に過ごした。








そして...


「ふおぉぉおお...明日は高校やなぁ」


「美幸は小学校やで!」


「頑張ってな。友達できたら良えなぁ。

 危ない思うたらすぐブザーならすんやで」


「うん!」


「ハルくんと同じ年齢でも高校まで同じやとは...


「いやほんと、びっくりしたぜ」


「クラスも同じやとええのにな」


「ま、ここまできたら作者の性格上一緒だろ」


「ん?なんか言うた?」


「あれ?俺も、今何言ったか全く思い出せねぇ...」


「美幸も」


「まぁ、ええか。それにしても、春休み最後やなぁ」


「あー、長い様で短かった」


「にぃに、この休みこかったな〜」


「すっげえ濃かったな」


「せやなぁ、濃かったな」


「いや〜、どんな奴が他から来てるのか楽しみだ」


「そっか、中高一貫やったな。

 ...ほら美幸、明日は早いしもう寝よか」


「そうだな。俺も帰るよ」


「ああ、おやすみ」


「おやすみ」


「にぃに、ハルにぃおやすみ」








小学校は家から徒歩6分やけど、

高校は俺の自転車速度で15分や。


万一のことも考えて、


集合30分前に家を出る事にした。


美幸は先に出ている。チェーン付きの鍵をもたせ、

鍵を閉める。自転車に乗り、漕ぎだそうとした所で。


「待てよ。一緒に行こうぜ」


「ハルくん」


「にしてもはぇ〜な。いいけどよ」


「なはは...事情がありまして」


「ま、行こうぜ」








その5分後、俺はバテていた。


「いや、ごめん。普段から細身だな...と思ってたけど

 ここまで体力がアレだとは」


「いやいや、ハァ、ハルくんなんも、ハァ、

 悪ないって。ハァ、体質、ハァ、やから」


「おおう、無理して喋んな、ゆっくり行こうぜ」


「相変わらず、はぁ、優しい、はぁ、な」


「それ程でも。言ったら悪いんだけど...

 やっぱり男だったんだな」


「俺はわかりにくそうな、はー、顔と体つき、ふー、

 あと声と髪型。してるからな、ふぅ」


「まぁな。今まで確信が持てなくてよ、

 今日服で確信したんだ。もし女の子だったら

 男?て聞くの失礼だろうなと思って」


「全然良えよ。ある程度しゃあないし、な」


「あはは、お前こそ優しいじゃねぇか。

 ま、ゆっくりでいいから行こう」


「せやな、おおきに」







15分後、校門についた。


相変わらず息は荒いが、先ほどよりは俄然マシだ。


「自転車置き場はこっちだよ」


職員の方が案内してくれる。


「おおきにです」


「はーい、ん?関西弁?男子?」


自転車を置き、中庭に向かう。


「ほぁ〜...広いなぁ」


「俺も中一の時はそうなってたよ」


「まぁ校舎ほぼ一緒やもんなぁ。

 あ、クラス発表してるで」


「お、行くか」


大きな何枚かのボードに名前が書かれてある。


「高校一年...一組...二組...三組...あった」


「ほんまや、鶴崎くん三組や」


俺は苗字からして最後の方やからな...

んぉ?


「俺も三組やん」


「まじか」


「ああ、間違っとらん」


「やったな!」


ハルくんが後ろから勢いつけて飛びついてきた。


俺の腕ごと体に腕をまわし、俺の顔の横に顔を置く。


「おわっ。俺力ないんやから倒れてまうよ」


「大丈夫だって!」


それに一部女子が赤くした顔で

こっち見て何か言ってるんよ。


「尊い...」

「イケメン×綺麗メン...」

「あの中に入りたい...」

「ポニテ男子可愛い。綺麗」


何言ってるかは遠すぎてわからんのやけど。

碌でもなさそうでしかない。







教室に移動する。がららっと音が鳴り開く扉。


一斉にこちらを見る生徒たち。


......。

「なぁ、なんか注目されてない?(こそっと)」


「何言ってんだ、注目されてんのはお前だよ。

 俺の顔知ってるやつの方が多いし」


「そうなん...?」


ポニテやからやろうか。


それとも...少し癪やけど顔やろか。


荷物を置いてハルくんの机に行く。


すると、徐々に喧騒が戻ってきて、

視線もどっか行った。


「はぁ、ああ...!高校や...!」


「あはははは」

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No.4/5 遥希くん両親


良いやつな遥希くんを育てた良い人たち。

最近蓮くんが女の子だったらなと本気で

思い始めている。

蓮くんと晩ご飯を共にする事もしばしば。

妹と二人暮らしな蓮くんを見て、

良い子だなぁ、健気だなぁと常々感動している。

良い人たち。

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