表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引越して来て、4年目。何故か人気ブイ◯⚪︎ーバーになってた、なんでや?  作者: 本好コー
第二章 新米Vtoob〇r チュブルーム編
17/32

17 五人でご飯 後編



これからは蓮と美幸の時以外の

キャラが複数出る場合、名前の頭文字入れます。


「そういや、結局どっちなったん?」


遥「おう、マユ...じゃなかったレンが仕事中だったから

 言えてなかったけど、焼肉屋になったぞ!」


「おぉ、なんて店なん?」


遥「奮発して、空兎亭」


晴「私も蓮くんのお陰か仕事が結構来まして」


結「同じく...ではないんだけど

 私は大学の合格祝いも兼ねてね」


遥「俺は単純に先行きが良いからだな」


美「美幸は...なんやろ?」


結「あはは、小六になったお祝いなんてどうかな?」


美「結衣ねぇ、それ良い」


「俺も、Vの方結構良い感じやしなぁ」


晴「今日はパーっと行きましょう!」


美「ぱーっと!」


「あかん、可愛くて死ねそう。

 そんで晴美ちゃんが珍しくハイテンションやね」


晴「仕事が沢山来て、嬉しいんですよー」


「そりゃあよかった」


晴「でしょ〜、蓮くん」


美「はるねぇ、めっちゃ絵上手やもん」


遥「この三年でどんどん絵上手く

 なってったもんなぁ」


晴「えへへ、遥希くん達に言われると嬉しいですね」


結「ほんとだよー。晴美、

 めきめき上達していってたもんね」


「好きな事を仕事にできるのは、ええ事やでな」


晴「勿論!今は毎日絵をかけて楽しいですよ」


美「ええなーみんな。美幸は将来何すんねやろ」


「美幸、それはたっぷり時間かけて悩んだら良え」


結果的に今楽しいけど、俺にVが合わんかっても

俺はお金の為にやっとったと思う。


そんな事にはなって欲しないからな。


そんな感じに楽しく会話してると着いた、空兎亭。


遥・晴・美「「「着いたーっ」」」

結・蓮「「あはは」」


ここが世に聞く空兎亭かぁ。


なんというか、和風おしゃれな雰囲気が凄い。


曇りガラス格子の引き戸を開き、

(俺は)和風で綺麗な雰囲気の店内に慄く。


「ほぁ〜...」


結「すみません、五名で予約してた寺浜です」


店「大人四名、子供一名ですね。

 席にご案内いたします」




何気ない雰囲気で礼儀正しくある店員さんだが、

内心はなんか凄いことになっていた。


(美男美女!!なんだこのリア充さん達は!!!

 羨ましい!そしてこの子!可愛い!!!

 顔つきはあの人に似てるけど、母親は誰なの!?

 もしかして、男手一つで...!?いや、兄妹という

 線も)


他の店員さん達も例に漏れずだ。




ここは...すごいなぁ、個室か。


入り口で靴を脱げるん?はー、和風でかっこよ。


畳が敷かれ、地面に穴を開け足を入れれる形に

なっとる。


そのテーブルの上には炭火と金網がある。


なんか卓上の囲炉裏みたいやね。


もうそこかしこから高級感が溢れ出て来とるわ。


案内してくれた人が炭火に火をつけてから、

店「ご注文がお決まりになりましたら、

 改めてお呼び下さい」

と部屋を去る。


「凄いなぁ」


結「ねー。高級感が」


遥「美味しそうな匂いがぷんぷんしててもう

 腹空いてたまんねーよ」


晴「ですね、早く注文しちゃいましょう」


美「美幸楽しみ!めっちゃ美味しそう」


結「あーもう、可愛いなぁ美幸ちゃんは」


美「えへへー」


結・遥・晴「「「はうっ」」」


「...席座らん?」


結「こほん、そうだね」







晴「コースとか食べ放題にした方がお得らしいけど、

 どうします?」


遥「いいじゃん。懐も潤ってる事だし、

 一番上の食べ放題いっちまおうぜ」


結「そうだね!パーってやっちゃおう」


美「パーっと!やな!」


「あはは、そうしよか。じゃあ、

 店員さん呼ぶで?」


皆「「「「はーい」」」」」





店「お待たせいたしました、

 ご注文がお決まりになりましたでしょうか」


「はい、大人四人分の食べ放題《特》、

 子供一人分の食べ放題《特》でお願いします」


店「お飲み物はいかがいたしましょう」


遥「んじゃあ、俺メロンソーダで」


結「私コーラでお願いします」


晴「私は...ジンジャーエールで」


美「美幸アップルジュース〜」


「じゃあ僕は...烏龍茶でお願いします」


店「承りました。ご注文は何にいたしますか?」


「これと、これで」


店「六種類のお肉盛りと旬の野菜盛りですね。

 では、少々お待ちください」





結「はー、期待で頭がおかしくなりそうだよー」


晴「そういえば、おふたりのチャンネルみてますよ」


結「あっ、私も私もー」


遥「おっ、まじで!?ありがとーよ!」


「ありがたいけど...あれを見られるのも

 やっぱ恥ずかしいでなー」


美「美幸もみてるー」


結「あはは、本当に女の子って言われても

 絶対わからない声してるもんねー!

 男の子の声にも聞こえるんだけど」


晴「おふたりのアバター、我ながらとても

 良い出来だと自負してます」


遥「おう、あれすっげーイケメンでカッコいいよな」


美「ハルにぃのやつもかっこいいやんな〜」


遥「だろ?あとコメントとかで、

 マユキさんと家族設定ありますか?とか

 マユキさんの性別って本当の所どっちですか?とか

 絵師さん同じですよねーっとか。

 最後の以外答えてないけど疑問は尽きねぇみたいで

 評価も高ぇんだよな」


「へー、そんな事になっとんねんな。

 うちの視聴者さん達は皆優しい人ばっかやで」


遥「でも気をつけろよ?アンチとか」


「ん、おおきに」





店「お待たせいたしました。

 お飲み物と、ご注文の品でございます」


結「おお〜、ありがとうございます」


晴「ありがとうございます。さっ、

 焼いちゃいましょう」


「はいはい、今焼くでな」


遥「おう、たのむわ」


各種の肉をそれぞれ焼いていく。


野菜も金網にのせ、いい匂いを漂わせる。


美「美味しそー」


遥「はー」


結「いい匂い〜」


晴「ですねー」

数分後...


「第一陣、焼き上がったでー」


一同「「「「おー!いただきます!!」」」」」


そこからは楽しかった。美味しいお肉を思う存分

頬張って、会話に花を咲かせる。


途中でお腹いっぱいになってもた俺は、

調理係に専念。会話しながら、

小さい肉を時折口に含んだ。


今度どっか行きたいとか、

また今度ゲームで勝負しようぜとか、

この映画面白そうとか、

今後の事だとか、どんな事やりたいとか。

勿論のことご飯のおいしさについてとか。


そういういつも通りな楽しさをもって、

焼肉を楽しんだ。


店「ありがとうございました。またのご来店を」


遥「ふあー、食った食った」


結「うぷ、食べ過ぎちゃったかも」


晴「美味しかったもんねぇ」


「また何かあったら来たいなぁ」

沢山ご飯を食べて美幸は少し眠そうや。

車の中でにいったら寝かせてあげよか。


遥「美幸ちゃん、眠そうだな」


結「そうだねー。美幸ちゃんのためにも、

 早く帰ろっか」


「おおきに」


沢山楽しんで少し上気した肌に外の涼しい風が

心地良え。


夜景も綺麗やしな。


車に乗り込んで、

美幸の頭を膝の上に乗して寝かせる。


俺が着とった上着を布団がわりにして、

気持ちよさそうに眠る美幸。


美幸の口にかかった髪をのけて、


...一つ自分でも何かわからない安心感を得る。


帰った後は、もう夜も遅いしお風呂は明日入ろか。


美幸をベッドに運ぶんはハルくんに

手伝うてもらえるかな?


そんな事を考えていたら...


美幸に続いて、俺も眠っとった。






《遥希side》

「...レンも寝ちまったな」


自分の肩に寄りかかって眠る友達の顔を眺める。

首筋に垂れかかるレンの長髪が少し擽ったい。


晴「二人とも可愛い寝顔ですね...」


そう言って蓮の頬をつっつく晴美。


結「晴美、蓮くん起こしちゃ駄目よー」


晴「勿論」


綺麗なレンの顔が隣にあると、

少しドキッとするのだが...男なので、直ぐに思い直す。


しかし、レンの体はやっぱりとても軽い。


病的と言われても不思議では無いだろう。


レンをこうしたであろう顔も知らないレンの母親を

内心で睨む。憎むと言ってもいいくらいだ。


こんな良いやつが...そんな理由もわからない様なのに

傷つけられて良い訳ないんだ。


理由があっても駄目だ。


無垢な寝顔を再度見つめ、

何もできない自分に無力を痛感する。


今でも時折過去のトラウマを思い出すような挙動を

とったり泣いていたりする事がある。


せめて、友達としてレンを支えたい。


切に切にそう思った。

少し遅くなりました。

ブックマーク登録、評価、お気に入り登録等、

お気軽にどうぞ!

あと、ブクマ登録者数99人行きました!

(中途半端ですみません)

もちろんの事もっと欲しいですよ?!?!


No.15 渡辺 舞香まいか

女性 37歳 フリーター 蓮の母親


顔の良さを武器に、男から男へと乗り継ぐ。

男がいない所では息子に暴力を振るっていた。

息子にもらった一億はすぐに遊びに消えた。

「私の一億がすぐに消えたのだから中学生(当時)で

 二人居る所が生き続けれる訳がない、

 のたれ死んでいるだろう」と

せせら笑っている。

本人はあまり気づいていないが歳を重ね

さらにガサツで暴力的な性格のせいか

自慢の美貌が失われつつある。

男の乗り継ぎに成功する頻度も減っている。

娘を庇う息子を常に疎ましく思っていた。


すみません、報告遅れました。

テスト期間で執筆&投稿が出来ませんでした。

次の水曜日くらいからまたできると

思います。(5/21)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] とても面白い作品に出会えて一気に読んだ今とても嬉しい気持ちになっています…これからもゆっくりでいいので楽しみな続きを投稿していただけるととっても嬉しいです! これからも楽しみにしています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ