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煮物好きの日記的エッセイ自由帳  作者: 筑前 煮太朗
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胃カメラ飲みました。

 初めまして!筑前 煮太朗と申します!


 なぜこの名前かと言うと、筑前煮が好きだから以外の何物でもございません。



 最近は余りに胃が悪かったので、鼻からではありますが、胃カメラを飲みました。


 恐らくこれからやる人もいると思うので今日はその体験談を書いていきます。

 ちなみに鎮静剤は使いませんでした。安心して読んで下さい。



 まず前日の21時以降は絶食(水は飲めます)し、朝9時から検査だったので5分前に向かいました。


 胃が悪いのもおりますが、元々食にあまり興味がなく1日2日ご飯を抜くこともよくあるので、絶食は余裕でした。


 検査が始まる前に、まず白い液体を飲まされます。これは泡立っている胃酸の泡を消すものみたいです。 

 飲み物を飲むのが苦手なので、小さい紙コップ1杯分が飲みきれませんでした。看護師さんが無理しなくていいですよ〜と言ってくれたのが救いでした。惚れました。好きです。


 味は不味いけどほぼ水、みたいな感じでした。進んで飲みたくはなりません。


 その後は鼻血が出ないように透明の目薬みたいなものを鼻に垂らされました。これは楽勝でした。

 

 そしたら次に鼻にジェル状の麻酔薬をぶち込まれます。

 ごめんなさい!これが兎に角めちゃくちゃ不味いです!こんな味は他にないので何味かは言えませんが、身体が入ってくるのを嫌がる味です。ぺーするんだよ馬鹿!と脳は言ってきますが、そのまま喉の麻酔にもなるので飲み込みます。

 これを左右に3回ずつ入れられます。


 僕の時はなぜか2回目から看護師さんが交代したのですが(惚れたのがバレたか?)なぜか2人目の看護師さんはこの麻酔薬をゆっくり入れて来るのです。これは拷問でした。0.1秒足りたもこの不味いものを味わう時間を長くしてほしくないのです。一気にブリュッとやってくれ!!と心の中で叫んでいました。


 3回目になる頃にはもう麻酔が結構効いてきて、かなり物を飲み込むのが辛くなりますし、話すのも辛くなってきます。喉を絞められてるような感じになりますが、そういうものみたいなので、深呼吸して落ち着きましょう。ダメな時は素直に看護師さんに言うのが間違いなく良いですよ!

 僕はずっと看護師さんに「怖い緊張する麻酔で変な感じ!」と言っていました。面倒だったと思います。ごめんなさい。情けない。


それが終わるといよいよ胃カメラ室に入ります。


 僕が受けた病院は部屋の真ん中にベッド、頭側に胃カメラとテレビが置いてありました。


 内蔵見たいなあと思っていたのですが、眼鏡を外さなねばならないらしく泣く泣く諦めてベッドに横たわりました。


 ああ、始まるなあと思ったらもう怖くて堪らなくなりました。たまんねえよおい。


 喉の麻酔のせいで、唾が気管支の方へ入って行くので全部出してくださいと頭の下に吸水ペーパーが敷かれ、ティッシュもくれました。嬉しかったです。


 ここで先生、満を持して入場。「やりますよ〜」と軽い。別にいいけど。


 鼻の穴を広げるなにかを始めに刺すと他のサイトなどには書いてあったのですが、これはありませんでした。いきなり胃カメラを鼻に刺されたのですが、ここで先生が怖いことを言いました。


 「狭いなあ……」


 これはある意味1番恐れていた台詞です。なぜか?経鼻胃カメラを選択した場合、鼻が狭くて入らないとなると、口からの胃カメラに強制変更されるからです。


 口からは死ねると聞く……断固拒否!鼻からおなしゃす!と頼んだのにそんなことになっては本末転倒本願寺、燃え盛る夏。いや冬。

 しかしまあ僕は鼻中が湾曲しているので、正直なくはない事態と思っていました。俗に言う想定の範囲内。でも実際起こると死ぬほど嫌だ!!



 僕はそれはもう一生懸命訴えました。大丈夫です!そのままやっちゃって下さい!鼻なんて千切れたってかまいやしませんよ!!と。


 その願い通じたのが胃カメラは鼻を通過しました。やったぜ……


 その後はズルズルと入っていくカメラ。喉の辺りで一回飲み込みます。これが少し気持ち悪いです。かったい石を飲む感覚です。わからない?でもわかってほしい。


 胃カメラが胃に到達したときの感覚は、うわあ、凄い異物感だ。気持ち悪い。でした。

 鼻からでも正直気持ち悪さはあります。

 

 それを和らげる方法を伝授します。


1.腹式呼吸。鼻から浅く空気を吸い、口から深く息を吐く。


 2.頭を枕に押し付ける。これをすることにより首から下が脱力します。身体を強張らせない。力まないことは非常に重要です。


 3.異物感に気を取られすぎない。遠くを見たり、違うことを考えたり、兎に角胃カメラに気を全て取られないようにしましょう。意識すると気持ち悪さが一層酷くなります。


 4.喉を広げる。歌でもありますよね?喉を締めない。それと同時に声帯も広げておきましょう。ハ〜と手を温めるような息の吐き方をすると自然と声帯は広がります。



 5.背中をさすってくれている看護師さんに感覚を研ぎ澄ませる。これは3の効果も含んでいますが、それ以上に謎の幸福感があります。人の温かさに涙が出ることでしょう。きっと好きになります。僕はなりました。ただし、相手は仕事でやっています。次回ラブレターなどを渡さないように気をつけて下さい。


 以上5つを実践しながら神に祈っていると終わっています。


 あとは途中胃に空気を送られたりするのですが、正直これは余裕です。後でゲップかおならが出まくるだけです。やってる最中は我慢しましょう。絶対に。

 僕はちゃんと我慢しました。1つ大人になった気がします。



 といった感じでした。怖いし辛いと思いますが、あなたには僕という仲間がいます。一緒にがんばりましょう。


 あ、最後に一つ、鼻の麻酔が切れると鼻水が止まらなくなります。気をつけて下さい。僕は3日間も鼻を垂らし続けていました。多分これは異常だったと思うのですが、帰り道必要になるかもしれないので、ティッシュを持っていきましょう。



 結論、胃カメラは大変だが、やってよかった!

 慢性胃炎だったのでしばらく静かに暮らします。


 ここまでご覧頂きありがとうございました!またね!

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