3.コレ、おとぎ話はおとぎ話だけど・・・何か違わない!?〜2
ん〜・・・
この人、また変なトキに来ちゃったなぁ・・・
「蒼波さん。今日はどうしたんですか?」
「特に何も」
「・・・」
えーっと・・・ウチん家はアレか?
何とかの溜まり場か?
憩いの場か?
ウチにはゲームが大量にあるだけで、特別何もないぞ。
((その他、腹黒い兄妹がいまs←
「おい。憂、テメー人ん家を溜まり場みてーに使うんじゃねーよ」
「固い事言うな。何もお前だけの家では無かろう?」
容赦無くバッサリと・・・!!
んー・・・
きっと、どうせ家事が〜。って、もめるんだよなぁ・・・
全く、面倒くさい。
((おいッ
「お前の事だ。どうせ燐に家事を、全て任せて居るのだろう?」
「うっ・・・!」
案の定、痛いトコ突いて来ましたw
これでは応戦の仕様がありませんね。
さてはて。
戒生兄ぃはどうするコトやら・・・?
「ッうるせ!!家事はニガテなんだよ!!」
わぁお♪←
開き直った・・・(汗
「最近は家庭的な漢が多いと聞くが・・・貴様は例外だな」
「何だとー!?」
姉さん、姉さん。
あの・・・男っていう字が違う。
男っていう字が・・・!!!
「腹減った・・・」
「そーだね」
腹減ったのは同じだけど、この状況でかなりマイペースだね、恭。
「んー・・・」
そういえば・・・
何か忘れてる気がするような・・・?
「う・・・」
「ん?」
う?
「ぅおい!!」
鮫らしき物体が叫んだようだ。
あー。
そうそう、コイツを忘れてたわ。
((酷い
「おぉ!」
「ポンッ」
「ポンッ。じゃねーよ!!何、言われてみれば☆みてーな反応してんだ!!マジでいじめか!?え゛!!?」
っていうか、何の為の☆マーク?
「おー・・・また変わったペットを・・・」
「ペぇットじゃねー!!」
「名前は?」
「腹ヘリーノ」
あはは。
恭くん。
それ、何か違う☆
君の状態は誰も聞いてないぞ♪(怒
「ほぅ。変わった名だな」
「違う!!俺にはちゃんとした名がなぁ!!」
あ。
一応あるんだ。
「ならば何だ?」
「聞きたいか?」
「勿体ぶるな」
「そんなに聞きたいのか?」
「さっさと言え。刺すぞ」
「・・・はい」
うっふふふ・・・♪(喜
脅迫。
((おいおいおいおいおいおいおいッ(汗
「俺の名は・・・」
「つまらん。黙れ」
つまr!?
え――――――――!!?
そんなバッサリと・・・
これでは、流石にキツいだろうね。
「あはは・・・」
何かもー・・・笑いながら泣いてるよ。
既に逃走忘れてるよ。
んー・・・?
そろそろ何が何だか、分からなくなって来たかも・・・
・・・誰か来てくんないかなぁ、ホント。
この人達、突っ込み所満載でついてけないよ。
「バシバシバシッ」
遂には(一方的な)殴り合いが始まっちゃったよ・・・。
((当たり前だが、戒生←憂ちゃん
「腹ヘリーノ。ペペロンチーノ」
いい加減、アンタはそれしか脳が無いのか、恭。
「ふははは・・・」
鮫太郎。
笑いっ放しで何か怖いし。
「ピンポーン♪」
「お!」
天の助け!?
「カッカッカッ」
つーか、こんな時間に誰だろ?
お昼だし。
丁度イイくらいご飯ドキ・・・
「はーい」
「カチャッ」
「炸波!」
「よう」
「どーしたの?」
「憂。来てるか?」
「あ・・・うん」
喧嘩真っ最中だけど・・・
「ったく・・・だから自分で来いって、言ってんのに・・・」
「鳥羽?」
「そ。鳥使いにも関わらず鳥使わねーし。自分でも動かねーし」
えーっと・・・(汗
所謂、パシりですね。
「小さなガキじゃあるまいし、自分で帰って来るっての!」
良い子は、度が過ぎた心配は止めようね♪
鳥羽みたいになるから。
「うおぉぉぉぉ!?」
「ガッシャーンッ」
「何だ?騒がしいな」
「まぁ・・・それはいつものコト」
あ。
今日は特別かも。
変なの来てるし。
「うわぁぁぁぁぁ!?」
「ダッ!」
鮫が叫びながら、やって来た。
「お助けを!!」
「ガシッ」
そして、少女の足にしがみついた。
「ぶちぃ!!」
「食われる。食われる。食われる。食われる。食われる。食われる・・・!!」
「はぁ!?ちょっ・・・!だからって足に纏わりつかないでよ!!」
「だってよー!!」
「ゴゴゴゴゴゴッ・・・!!」
「ん?」
炸波。
黒いオーラと何か普段、手にするコトが無いようなモノ持ってますケド・・・?
「死ね」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「ザシュッ」
こうして、名も無い鮫は死・・・
「生きてる!!生きてやる!!」
あら、残念。
((えッ!?ちょ!!おねーさんッ!!?
「そういえば、表に・・・」
「ん?何か居んの?」
「いや・・・その・・・何と言うか・・・」
「何?言いたいコトがあれば、ちゃんと言いなよー。モテないぞ」
何故、そこに答えが結び付く!!?
何でも言えば良い。と、言う訳じゃないぞ!!
「ちょっと!!いつまでやってんのよ!?私の出番無くす気!?」
((私→わたくし。とお読み下さい☆
何となーく予測していたものの、実際に現われると驚くものである。
「人面魚・・・」
↑驚きのあまり、何も言えない人。
「あら?私の事ご存じ?私も有名になったものね」
ただの落書きでしかない絵本の何が有名だ、この妖怪め!!
「う・・・」
鮫が意識を取り戻した様だ。
「あら?」
「!!!!!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
この世に存在しているとは思えないような、叫び声。
地球の反対側にも聞こえてんじゃないの?
「あらあら、まぁまぁ♪こんな所に居らしたのね♪そんな大きな声で喜ばないで下さいませ」
人面魚は高飛車な上、思い込みも激しい様だ。
全く、アレの何処が喜んでいるのだろうか・・・?
アタシには分からん。
「ずもももももっ・・・」
人面魚が鮫に歩み寄った(?)
おい!!
ちょっと待てよ。
効果音おかしくね?
((いや、表現の仕方分からないんで・・・(汗
「くっ来るなぁぁぁぁぁ!!!」
「まぁ、酷い・・・乙女の顔を見てお逃げになるなんて・・・まるで私が化け物の様ですわ」
「ってか、化けモンだろ」
「・・・何か?」
「いえ、何も」
「あら、そうですか・・・?」
危なっ・・・!!
炸波!
流石に思ってるコト、そのまんま口にしちゃダメ!!
「来るなぁぁぁ!!」
「ドスッ」
人の顔をした魚が鮫を殴った。
鮫は声をあげる事なく、その場に崩れ落ちた。
「ったく、五月蠅いわねぇ・・・!!こっちは腹減ってんの!!大人しく食われなさいよ」
裏―――――――――!!?
高飛車で思い込みが激しいに加え、腹黒さ全開だァァァ!!
「ガシッ」
人面魚が鮫を掴んだ。
((あの・・・鮫肌って痛くないのですか?
「邪魔したわね。それでは」
「ずもももももっ・・・」
あ。
やっぱり効果音コレなんだ・・・(汗
「パタンッ」
「・・・何か、一気に嵐が去った感じ・・・」
「そーだな」
「バタバタバタッ!!」
あぁ・・・
また何か来し。
五十嵐家に平穏なトキは無いのでしょうか・・・?
「燐!!」
「どうしたんですか、蒼波さん。って言うか、迎え来てますよ」
「おぉう、炸波」
「おう」
「燐、戒生がなぁ!目玉焼きにソースをかけると言うのだぞ!!普通、醤油では無いのか!?」
「だぁぁぁ!!ッんなモン人それぞれの好みだろうが!!一々、文句つけんなよ!!」
「醤油!!」
「ソースだ!!」
「・・・」
あの・・・
それより、一体何の話をして居られるのですか?おにーさんたち。
最初の話は何処へ?
「ガタンッ」
「ん?」
ガタンッ・・・?
・・・まさかっ
「バタバタバタッ」
少女は台所へ駆けて行った。
「バンッ」
「恭!!!アンタ、何して・・・!?」
「ふぇ?」
少女の台詞が途中で途切れた。
まぁ、無理も無いだろう。
そこには、その少年と・・・――――――――
「あら、どうも。ご馳走になってますわ」
え―――――――――――ッ!!?
そこには、その少年と人面魚が居りました☆
「燐っ燐っ」
「・・・何」
「美味いぞ。鮫鍋♪♪」
鮫ェェェ!!!?